最低気温が25℃より下がらない夜のことを「熱帯夜」と言います。寝苦しい熱帯夜に快適な睡眠を得るためには、やはり冷房器具は欠かせません。あなたは扇風機派? それともクーラー派ですか? どちらもちょっとしたひと工夫で、涼しさをアップさせることができます。ぜひ試してみてください。
Contents 目次
扇風機の上手な使い方
風の通り道を作るよう、窓際に設置
部屋に窓が複数ある場合は、なるべく対角線上となる2か所を開け、風の通り道を作ります。この通り道上に扇風機を置くと風の流れがさらに良くなり、涼しさが増します。
室内より室外のほうが、気温が低いなら、扇風機は開けた窓のそばに室内に向けて置きます。こうして外の涼しい空気を室内に送り込むわけです。
ペットボトルを活用して涼感アップ
扇風機の前に、水を入れて凍らせたペットポトルを数本置くと、気化熱によって温度が下がり、ひんやりとした風に。液体が気体になるときに周囲の熱を奪ってくれるので湿度が高くなることもありません。肩に濡れタオルをかけて扇風機にあたるのも涼しくてGOOD。
首振り機能はマスト!
扇風機の風は想像以上に体を冷やします。冷えると血行が悪くなるため、朝起きたら、ひどい頭痛が…ということも。また、扇風機は体の同じ部分に風が当たりがちになるので、脱水症状も起こしやすくなります。首振り機能は必ず使いましょう。
クーラーの上手な使い方
家に帰ったら、まず部屋の換気を!
暑い外から帰って、何よりも先にクーラーのスイッチを入れてしまう人も多いと思いますが、まずは部屋のすべての窓を全開にして、こもった熱気を追い出しましょう。こうすることで、クーラーの効きが断然違ってきます。
3、4時間後に停止するようにタイマーをセット
暑い夏の寝室の温度は24~26℃ぐらいが最適です。しかし、クーラーをこの設定温度にして一晩中かけっぱなしにするのも、やはり体調をくずす原因となるので厳禁。オフタイマーを活用しましょう。睡眠後、深い眠りに入るのは3時間後ぐらいと言われているので、この間に暑さで目覚めてしまうのを避けるため、3、4時間後に運転が止まるようにセットすると良いでしょう。
扇風機とクーラーを併用する際は、扇風機の風によって、体感温度が下がるので、クーラーの設定温度よりも2、3度涼しく感じられるはずです。扇風機はクーラーの対角線上の位置に置き、首は上に向け、冷気を十分に循環させてあげることがポイントです。
文/鈴木みずほ