夜になるとぐっと気温が下がるこの時期。体が冷えてなかなか寝つけない......という人も多いのでは? 体を温めることは、やせやすい体づくりには不可欠! よこはま土田メディカルクリニックの土田隆先生に、体を温める上手な方法についてうかがいました。
Contents 目次
体を温める上手な方法 5つのQ&A
Q1.冬はお風呂の温度を高めに設定してもいい?
A.43℃くらいで短時間、お湯につかるのもいい
冬は体感温度が低いので、やや高めの43℃くらいで5~10分程度、お湯につかるのもGOOD。半身浴をするなら40℃で20分程度、ゆっくりと温まりましょう。首までつかる全身浴は、水圧の力で血行促進効果が期待できますが、半身浴のほうが体がしっかりと温まります。足の指をグーパーと動かせば、冷えによるむくみの解消にも。
また、炭酸ガス配合の入浴剤を入れれば、温浴効果が高まり、全身の血流もUP。温まった後は、シャワーなどで洗い流さないほうが効果は持続します。
Q2.寝る前にしょうが湯を飲むと体が温まる?
A.体は温まるけれど安眠には不向き
しょうがの辛味成分で体は温まりますが、代謝が高まるので安眠には不向き。寝る前には、安眠に効果的なトリプトファンの含まれるホットミルクや、リラックス効果のある温かいカモミールティーなどがおすすめ。
Q3.首元や目元を温める温感グッズは効果ある?
A.首元は温まるけれど、目元は効果なし!
目元を温める温感グッズは、あくまでもリラックス向き。首には皮膚表面に近いところに太い血管があるので、首を温めると全身を効率よく温められます。首元の冷えを感じるときには、ネックウォーマーを使ってもOK。
Q4.寝る前にストレッチをすると体が温まる?
A.就寝直前に軽いストレッチをするのは○
息が上がらない程度の軽いストレッチは体を温める効果があります。最初は交感神経が優位になりますが、それが収まって副交感神経が優位になっていくと眠りにつきやすくなります。
Q5.寝るときに靴下を履いてもいい?
A.履くと温かく感じるけれど、履かないほうが安眠できる
靴下を履くと温かく感じますが、締めつけのきついものは蒸れや血行不良の原因になることも。足の先から熱を放出することで、深部体温が下がって眠りにつくため、寝るときには靴下を履かないほうが安眠できます。足の冷えが気になるときには、レッグウォーマーで足首まわりを温めて。
眠る前に上手に体を温めて、質のよい睡眠につなげていきましょう!
取材・文/eko