寒い季節が続き、体の冷えやむくみ、肌の不調などに悩む方も多いのではないのでしょうか? 女性にとっても多い冷え性の悩みや体調が不安定になりやすいなどあらゆる悩みの根本的な部分である「体温」をまずは意識してみませんか? 今回はエステティシャンである筆者が日頃からできる体温アップ法をご紹介します。
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■あらゆる悩みを根本から改善するためには体温を上げて!
寒くなると体が冷えたりむくみやすくなったり、なんだか体調がスッキリしない、生理痛がひどくなる、肌が乾燥する、肌トラブルをくり返すなど女性ならではの悩みが増えるのではないでしょうか?
そんなときに思い浮かべてほしいのが、体温のこと。大人になってみると、子どもの頃より体温が下がっていませんか? そして自ら体温が下がりやすい生活や環境にしていませんか?
(1)体の不調を招く生活習慣とは?
・体の芯や足先、手先が冷えている
・むくみやすい
・疲れやすい
・頭痛や肩こりを感じる
・寝つきが悪い、朝起きづらい
・入浴せずにシャワーで済ませがち
・体を冷やす食材や冷たいものを多くとりがち
・インスタント食品やお菓子をよく食べる、栄養が偏りがち
・運動不足
・ストレスをため込んでいる
あなたはいくつ当てはまりますか? 上記が多く当てはまる方は体温が下がっているかも。体温が下がると血液循環が悪くなるだけではなく、老廃物が体内に停滞し、むくみを招いたり、脂肪やセルライトを蓄積し、サイズアップやセルライトの増加にもつながります。さらに、病気や傷などを治す免疫力が低下しやすくなりあらゆる体の不調を招く原因となります。
(2)日頃からできる体温アップ法とは?
・シャワーだけで済ませない、薄着をしない
年間を通して、ササっとシャワーだけで済ませていませんか? シャワーだけで汚れを落とすことはできても体の芯までホカホカに温まらないままでは体が冷え、体温が低下しやすくなりますよね。
できるだけ毎日38~40℃のお湯に入浴しながら脚やお尻、お腹、腕などをマッサージして血行促進しましょう。コロコロマッサージなどのアイテムを使ってマッサージするのもいいですね。
外出の際に薄着になっていませんか? 室内と屋外の気温は違うことはもちろんのこと、今の季節は冷たい風に当たるだけも一気に体温が下がりやすくなります。腰やお腹、首、足首、手首までしっかりと温めて冷やさないように工夫しましょう。
・こまめに歩き、運動時間を増やそう
日中デスクワークや会社内で過ごす、運転が多いなど子どもの頃に比べる運動量は一気に落ちているもの。
手先や足先は動いていても、脚やお尻の太い筋肉、二の腕、腹筋、背筋などを大きく動かす時間が減ると末端である手先や足先への血液が行きにくくなり、冷えを感じます。
体温の大半は筋肉を動かすことによって決まるとも言われているので、こまめな運動を取り入れる事が体温アップの秘訣です。
いつもなら公共機関や自転車や車を使っている場所や一駅分や15分ほどでも歩いてみるところから始めてみたり、エレベーターを使う場所を階段で上り下りしてみるだけでも、ふだん使っていない筋肉を動かしている実感ができます。
下半身の筋肉をしっかり使って血流の促進と体温アップを意識しましょう。
・温かい食材で体の芯から温めて
生野菜や飲料水、添加物を多く含むインスタントやレトルト食品、白い色の食材や砂糖が多く含まれるもの、夏野菜などは体を冷やしがちに。
日頃から日の通った温かい食べ物や冬に旬のごぼうやにんじん、れんこんなどの根菜類、ひじき、豚肉や鶏肉、魚といった食材のバランスを意識した食事をとることを意識してみましょう。飲みものも冷たいものよりも温かいものを意識してくださいね。
このように体の不調やお肌のコンディション、風邪などあらゆる美容と健康をいつまでもいい状態で維持するためには体温を高くしておくことが必須。一度、自分の体温が何度なのかを確認して、日ごろ体を冷やしている原因は何かを知り、体温アップをしてみませんか?