糖質制限中のおやつにぴったりのアーモンド。健康・美容意識の高い女性たちからはスーパーフードとして人気です。しかし、実際のところ、何にどの程度の効果が期待できるのでしょう。そこで、日本にアーモンドを広めたパイオニアである江崎グリコ主催のセミナーに参加しました。25年以上にわたりアーモンドの調査研究を行ってきたカルフォルニア・アーモンド協会が発表したアーモンドの栄養素と健康効果とは?
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肌や髪の健康を促進するビタミンEが豊富
アーモンドが健康にいいといわれる理由は、アーモンドに含まれる豊富な栄養素にあります。なかでも女性に注目してほしいのは、アンチエイジング効果があるといわれている「ビタミンE」。抗酸化作用を持つ「ビタミンE」は、強い免疫力と健康な肌や髪をつくるために重要な栄養素だといわれています。さらに「リホブラビン」「亜鉛」「ナイアシン」など、髪や肌、爪などの健康を助けるほかの栄養素も含まれているのがうれしいポイント。
現在、カルフォルニア・アーモンド協会では「日常的なアーモンドの摂取が顔のしわに与える影響」を調査中なのだそう。まだ結果報告はできないそうですが、アーモンドの美容効果を裏づける理想的なデータも出ているそうです。
毎朝食べれば体重管理ができてウエストスッキリ
また、アーモンドは肌だけでなくダイエットにも効果を発揮します!
カルフォルニア・アーモンド協会が2016年秋に行った調査では、太り過ぎや肥満の大人を「アーモンド(1日のトータルカロリーの15%)を日常的に摂取するチーム」と「アーモンドをまったく食べないチーム」に分類。
両チームで12週間のダイエットを行ったところ、アーモンドを食べていたチームは、アーモンドを食べていないチームよりも体脂肪と内臓脂肪が減少していることがわかりました。揚げものや甘いものが好きで、内臓脂肪が気になっている!という人は、アーモンドの力を活用してみてはいかがでしょうか?
さらに、ある調査では、朝食にアーモンドを摂取することで1日の空腹感をコントロールすることができたという報告も。アーモンドに含まれる「不飽和脂肪」「食物繊維」「植物性のたんぱく質」には、満腹感をもたらす作用があり、朝、手のひらひとつかみぶん(30g程度)のアーモンドを食べてしっかりと満腹感を得ることで、自然とその後の食事量が減るそうです。
1日の摂取量の目安は約23粒
では、これまで紹介した効果を手に入れるためには、アーモンドを1日にどれくらいとればいいのでしょう。
カルフォルニア・アーモンド協会によると、日本人が1日に必要な栄養素を摂取するための目安量は、約23粒(30g)とのこと。アーモンドはカロリーが気になるという人もいるかもしれませんが、アーモンドのカロリーは30gで約170kcal(そのうち体内に吸収されるのは140kcal)。しかも、含まれる脂質の約7割を占めるのが体にいいとされる「オレイン酸」です。ですから、あまり心配する必要はなさそう。
食べ方は、素焼きにされたものをポリポリつまむのもいいし、朝の飲みものをアーモンドミルクに変えるのも手軽でおすすめです。3月4日に江崎グリコからリニューアル発売されるアーモンド飲料「アーモンド効果」は、200mlで約30gのアーモンドを食べるのと同等の「ビタミンE」「食物繊維」「カルシウム」を摂取できるそうですよ。簡単に始められていいことづくめのアーモンド習慣、みなさんもさっそく始めてみませんか?
江崎グリコの公式ホームページはこちら!
http://cp.glico.jp/almond-k/
文/浜田彩