"髪は女の命"なんて言葉があるように、髪を美しく保つためのケアをしている女性は年齢に関係なく多いですよね。けれど、意外とケアを怠りがちなのが頭皮。実は頭皮ケアは髪の毛以外にも深く関わりをもっているようなのです。深頭筋ヘッドセラピストの山本幸恵さんに教えていただきました。
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頭皮ケアをするなら深部である“深頭筋”を刺激すべき
「頭皮環境が直接髪の毛に影響するというのはすでに多くの女性に浸透しています。でも頭皮ケアの本当のすばらしさは、髪だけでなく、美肌、小顔、アンチエイジングなどさまざまな効果があること。頭皮ケアは究極の美容法とも言えるのです。」(深頭筋ヘッドセラピスト 山本幸恵さん)
「疲れやストレスは頭皮の深い部分にたまっていき、放置しておくと頭皮は弾力を失い、顔もたるんできます。根本である頭皮を深部からケアすることで、持続性のある小顔や美髪を手に入れることができますよ」
特に側頭部と頭頂部の2か所をもみほぐすことが重要なポイント。
「耳をぐるりと囲んだ側頭部は、リンパのたまり場。老廃物やリンパは老廃物や余分な水分を運ぶため、リンパが滞るとむくみが発生。側頭部の筋肉を動かしながらリンパをしっかり刺激して。頭頂部は、重力のため下へ下へと引っ張られ、もっとも固く緊張しやすい部分。血流が悪くなったり、毛穴もふさがりがちなので、バッグやえり足の髪に比べて全体に髪が細くなりやすいのです」
頭皮のこりやむくみであなたの性格が分かる!?
何万人もの頭に触れてきた山本先生によると、顔を含めて、頭部にはその人の心の状態や性格がはっきりと表れているのだそう。
「物ごとを心にためこみやすい人は、頭皮がむくんでいることが多い。逆にこり固まっている人は他人の言うことが素直に聞けない、いわゆる“石頭”の人。両方の要素がある人は、表面ではむくんでいてもその下がこっていたりと、頭をさわるだけである程度の性格や考え方のクセがわかります」(山本さん)
頭皮のお疲れ度をチェックしてみよう!
頭皮が疲れているかどうか、10項目をチェックして確認してみて下さい。
□最近抜け毛が増えてきた
□毎日シャンプーしているのにフケが出る
□頭皮がにおうような気がする
□髪の毛のツヤがなくなってきた
□髪の生え際を5秒程度強く押して、その後1分以上へこみが戻らない
□チリチリした短い毛が目立つ
□頭皮に吹き出物ができる
□髪の毛が以前より細くなってきた
□頭皮の色が赤みがかっている
□髪の生えぎわから頭頂までの頭皮が指でつまめないほど硬い
いかがでしたか? チェックの数が多い人はお疲れ頭皮になっているかも。顔や髪の毛のお手入れだけでなく、頭皮ケアもはじめてみてはいかがでしょう。シャンプー時、入浴時などに頭皮のマッサージをするクセをつけると、1日の疲れをためこまずにすむかもしれませんね。
撮影/森崎一寿美(ピーピーアイ) ヘア&メイク/坂部めぐみ(メーキャップルーム)
モデル/米持愛梨 文/FYTTE編集部
衣装/ボーダーTシャツ¥4000/Hurley(☎03-5412-1781)