足裏は第二の心臓とも呼ばれ、西洋ではリフレクソロジー、東洋では足裏マッサージと、呼び方は違っても、各地で足裏を刺激することで健康になるという民間療法がたくさんあります。この足裏に近いのに、これまであまり注目されてこなかったのが「くるぶし」。実は「くるぶしこそ、女性特有の冷えやむくみ、そしてダイエットに欠かせないポイント」だと教えてくれたのは、サロンアンピール主宰・鈴木きよみさん。「くるぶし」ケアの重要性と、一年中いつでも冷えをとる「くるぶし」マッサージ法を教えてもらいました。
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くるぶしを刺激して女性の不調を改善!
内くるぶしの周りには、子宮や下半身のリンパ腺の反射区(刺激すると、その場所と関係の深い内臓や体の器官が間接的に刺激されるといわれるツボのような場所)があります。
そのため、くるぶしを刺激すると、生理痛、生理不順などの女性特有の不調や、冷えやむくみなどを改善するサポートができるのです。
ところが、くるぶしは下にたまる夏の冷房で冷え、冬の寒さに襲われ、一年中冷えにさらされています。
また、フラットシューズを履いて足裏全体を地面につけるペタペタ歩き、かかとを引きずる歩き方、ブーツで足首を固定したまま歩く、こんな歩き方もくるぶしを冷やす原因。
この状態でいくら歩いても足首が動かないので、くるぶしを含めた足全体の血流が悪くなるので、冷えが進行します。
そこで、冷えに悩まされている人は、まずくるぶしを冷やさないことが大切。
冷えを感じたら、例えば、足首のゴムがきつくないメンズ用の靴下やレッグウォーマーなどでゆるく、くるぶしと足首を覆います。
また、足先の冷えがつらい時には、内くるぶしと外くるぶしに簡易カイロを貼ると、体中がポカポカに。
くるぶしとアキレス腱まわりを温めることで、足先の冷えを解消できます。
加えて、バスタイムや夜のリラックスタイムに、ぜひくるぶしマッサージを!
足が温かくなれば、寝つきがよくなり眠りも深くなります。
翌朝の脚の軽さも変わりますよ。
冷え取りくるぶしマッサージ
内くるぶしの周りを放射線状にさする
右足の内くるぶしに左手の親指をあて、くるぶしの骨の下から、アキレス腱、かかと、足裏に向かって、親指を動かしながら放射線状にくるぶしをさすります。
6か所×3セットさすりましょう。
アキレス腱の内側をさする
次に左手の親指を内くるぶしの上にあて、下から上へアキレス腱の横を強めに6回さすります。3セット。
アキレス腱の外側をさする
次に左手の親指を外くるぶしの上にあて、下から上へアキレス腱の横を強めに6回さすります。3セット。