緑茶は発酵させていない不発酵茶、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は発酵茶。お茶と一言で言っても、作り方の違いによって種類も味わいもさまざま。中でも私が最近注目しているお茶が、後発酵茶です。今回はそんな後発酵茶のひとつ、「碁石茶」をご紹介します。
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そもそも後発酵茶という言葉を「始めて聞いた」という人も多いはず。後発酵茶とは、微生物によって発酵させたお茶のこと。後発酵茶といえば中国茶の「プーアル茶」が有名ですが、もちろん、後発酵茶は日本でも作られています。その中のひとつが、こちらの「碁石茶」です。
緑茶を蒸したあと、ムシロを敷いたムロの中で一週間ほど寝かせてカビづけをします。そして茶葉を蒸したときに出た煮汁と共に桶に入れ、数週間漬け込み、乳酸発酵させるのです。それを四角く切断し、天日干しをして乾燥させれば碁石茶の完成です。
急須の場合は、碁石茶に熱湯を注ぎ4~5分蒸らしてから飲みます。2杯目以降は、むらす時間を長くするといいですよ。1枚(約3gの茶葉)で3~5杯程度楽しむことができます。
碁石茶は、緑茶とも紅茶とも違った、プルーンのような独特の香りがします。気になる味はというと、渋みや苦みは一切なく、やさしい甘さのあとに酸味を感じます。どうしてもこの酸味が苦手だという人は、冷蔵庫で冷やしたり、はちみつやシロップを加えると飲みやすくなるそうです。私も始めて飲んだときは、正直あまりおいしく感じませんでしたが、飲み続けているうちに味に慣れてきて、むしろやみつきになってしまいました。
碁石茶の酸味の正体は植物性の乳酸菌。だから腸活にもいいお茶なのです! ほかにもカテキンやテアニン、GABAなどが含まれていると言われる碁石茶。みなさんも試してみてはいかがでしょう?
(編集こえだ)
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