生理前のイライラやつらい症状、生理痛、生理不順、冷えやのぼせ、疲れなどのプレ更年期の症状…。
アラフォー女性のこんな不調は、女性ホルモンの乱れが原因かもしれません。
そこで、女性ホルモンのバランスを整えて不調改善に一役買ってくれる
とっても簡単なレシピを、管理栄養士の大越郷子先生に教えていただきました。
Contents 目次
厚揚げのピザ風
1人分=233kcal
<材料(2人分)>
厚揚げ 小2枚
玉ねぎ 1/6個
ミニトマト 4個
ピザソース 小さじ2
溶けるチーズ 30g
しらす干し 20g
・白ワイン 大さじ1
粗びき黒こしょう 少々
オリーブ油 小さじ1
<作り方>
1)厚揚げは熱湯を回しかけて油抜きをし、厚さを半分に切る。玉ねぎは薄切りにし、ミニトマトはへたをとって半分に切る。
2)フライパンにオリーブ油を引き、厚揚げの切り口を上にしてのせ、ピザソースをぬる。玉ねぎ、チーズ、ミニトマト、しらすをのせる。
3) 2)にAを回し入れてふたをし、中火で2分ほど蒸し焼きにする。チーズが溶けたら器に盛り、黒こしょうをふる。
「大豆や大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似た働きをし、ホルモンバランスの調整に役立つので、アラフォー世代の女性には積極的にとってほしい食材です。
ここでは厚揚げを使いましたが、毎日の食事の中で、大豆、納豆、豆腐、豆乳といったいろいろな大豆製品をまんべんなく食べるようにし、さまざまな栄養をバランスよくとるようにしましょう」(大越先生)
エストロゲンには、骨からカルシウムが溶け出るのを防ぎ、骨密度を高めて骨粗しょう症を防ぐ働きもありますが、アラフォーになるとエストロゲンの分泌量が減っていき、骨がもろくなっていくので、カルシウムを意識してとることも大切です。
「厚揚げのトッピングには乳製品のチーズや小魚のしらすといったカルシウムが豊富な食材を利用しました。
今回はフライパンで焼きましたが、トースター焼きにしてもOK。オーブントースターの天板にアルミホイルを引いて厚揚げをのせて焼けば、さらに手軽に作ることができます。
また、ここでは小さめのポーションで1枚ずつ焼きましたが、切った厚揚げをフライパンに敷き詰めてピザのように大きく焼いても。具材もたくさんトッピングすることができますので、お好みの野菜などをいろいろ組み合わせて楽しんでくださいね」(大越先生)
おかずはもちろん、おつまみにもぴったり。
ササッと作れる簡単おかずで女性ホルモンのバランスを整え、不調を寄せつけない体づくりを!
取材・文/鹿野育子 撮影/小澤晶子 スタイリング/井口美穂