毎年、すぐれた商品を読者が選出することで注目度が高い「FYTTEダイエット&ヘルス大賞2019」。健康アイテムの代表ともいえる、野菜&フルーツジュース・スムージー部門の“使ってよかった”第1位に選ばれたのは、伊藤園の「1日分の野菜」でした。しかも2年連続受賞です! コンビニやスーパーなどで、特に数多くの商品がひしめくこのジャンルで2年も連続してFYTTE読者に支持された理由は何なのか? 読者の声はもちろん、管理栄養士の先生3人にも集まっていただき、分析していただきました。
Contents 目次
FYTTE読者に直撃!
私が「1日分の野菜」を選ぶワケ
FYTTEダイエット&ヘルス大賞2019とは?
健康や美容、ダイエットに関心が高いFYTTEの読者1000名によるアンケートから、「これは使ってよかった!」「ぜひ試してみたい!」と声の高かったアイテムをランキング形式で発表。最新のダイエット&ヘルシーの人気アイテムがひと目でわかると好評を得ています。
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●忙しく働きながら家族の健康も気になる
Mさん(42歳)のだから「1日分の野菜!」とは
私は家で仕事をしながら、小・中・保育所に通う3人の子どもを育てています。育ち盛りの子どもたちに栄養バランスのとれたおいしいご飯を作りたいと思っても、なかなか手が回らないのが現状です。そんなとき、手軽に栄養が補える飲み物として重宝しているのが伊藤園の「1日分の野菜」なんです。
ほかの野菜飲料よりもウケがよく、子どもたちがすすんで飲んでくれます。ほうれん草や小松菜など、おひたしにしても子どもたちがなかなか食べない野菜や、ケールやクレソンといった自分ではあまり買わない野菜を使用しているのも魅力的です。野菜飲料を使ってカレーやシチュー、スープなどをつくることもあります。なので、ふだんからペットボトルで冷蔵庫に常備している伊藤園「1日分の野菜」。これからもお世話になります!
●年齢とともに健康が気になり始めた
けーこさん(38歳)のだから「1日分の野菜!」とは
その日の忙しさや食事の内容によって、とるタイミングは異なりますが、基本的に1日1本を飲むようにしています。例えば朝食を抜いてしまったり、簡単にすませてしまったとき、通勤途中で購入して、会社のデスクで飲みます。1本飲むだけで、結構お腹にたまるので、空腹をしのぐにも最適です。
にんじんとトマトをベースに野菜の味がしっかりしていて、脳から「健康」を感じられるのもいいです。栄養を補えている、という安心感があります。しかも、砂糖・食塩・香料が不使用なのにもかかわらず、酸味、甘み、ほんのり感じる塩気がちょうどよく、飲みやすいです。ほかの野菜飲料と比べても、濃厚すぎないためのどごしがよく、またサラサラしすぎないため満足感があり、空腹時の暴飲暴食も防げると思います。
●自炊が苦手で栄養管理が心配な
Sさん(21歳)のだから「1日分の野菜!」とは
じつは、野菜飲料は野菜感が強くて苦手だったのですが、「1日分の野菜」は野菜独特の青臭さがなく、後味がスッキリとしているのでゴクゴク飲むことができます。
自炊が苦手ということもあって、ふだんから積極的に野菜を食べているわけではないので、栄養バランスが偏っているなと感じたときに、この「1日分の野菜」を飲んでいます。また、体調が悪いときにも飲むようにしています。あとはおやつのときに、おせんべいや今川焼など好きなおやつと組み合わせます。以前まではおやつに甘いコーヒーやジュースなどをとっていましたが、野菜飲料を組み合わせて、栄養をプラスしたりしています。ダイエットにもいいかな、と思います。
2年連続、FYTTE読者に支持されている「1日分の野菜」。
その人気の秘訣を管理栄養士の先生方が分析!
今回お話をうかがった管理栄養士のみなさん
柴田真希先生
緑川鮎香先生
金子あきこ先生
厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取目標量が350g。その量の野菜を使用しているだけでなく、飲料にすることで失われてしまう栄養素をしっかりとるため、お米など自然由来の素材を使用し、野菜350g分の主栄養素*1もきっちりとれる野菜飲料として、管理栄養士が推奨している*2「1日分の野菜」。そのおいしさや栄養について、管理栄養士の柴田真希先生、金子あきこ先生、緑川鮎香先生の3名にお話を伺いました。
*1 伊藤園は独自基準で野菜の5つの主栄養素である、ビタミンC、カルシウム、βカロテン、マグネシウム、カリウムの摂取量を算出し補っています。
*2 評価方法:管理栄養士におけるアンケート調査/2019年6月 アンケート回答者:全国医療機関521施設/管理栄養士各1名
質問:野菜や栄養が不足している方に「1日分の野菜」紹介したいと思いますか?
評価商品:1日分の野菜/調査機関:株式会社ファンデリー調べ
●飲みやすくて、時短料理にも最適!
緑川:「1日分の野菜」とほかの野菜飲料を飲み比べてみたんですが、後味がすっきりしていて、野菜が苦手な人でも飲みやすい商品なのかなと感じています。じつは、主人が朝から野菜は食べられないタイプで。なので、野菜飲料を常備して毎朝飲んでもらっています。
金子:私は中学生の子どもがいるんですけど、おやつとして甘い炭酸飲料を飲む代わりに、飲ませています。砂糖や食塩・香料を使っていない野菜の甘みだけでおいしくて、しかも栄養もとれてしまうので、すごく重宝しています。
柴田:野菜をとろうと思うと、油で炒めたり、ドレッシングをかけたり、油や塩分をプラスしがちなんですけど、これはそれがなくても野菜の栄養がおいしく補えるのが画期的です。
緑川:「1日分の野菜」は料理にも使いやすくて、すごく簡単なところでは、耐熱容器に移してコンソメをちょっと入れて温め、仕上げにオリーブオイルを垂らすだけで、すごく手の込んだスープのようになります。たくさんの野菜が使われていて、甘みとかうま味がぎゅっと詰まっているので、炒めたり、じっくり煮込んだりしなくても「1日分の野菜」を入れるだけでワンランクアップの料理が時短でできるのも魅力です。シチューやカレーのベースにも、いいコクが出るのでおすすめ。あと、冷たい麺類が食べたくなる季節ですが、「1日分の野菜」とめんつゆを合わせてうどんやそうめんにからめるだけで、さっぱりしておいしいですし、素うどんを食べるより栄養がとれます。
柴田:「1日分の野菜」に含まれているビタミンAやビタミンEは、油を入れることで吸収率が上がるので、オリーブオイルを入れるのはいいですね。
金子:「1日分の野菜」に冷ご飯を入れて、チンしてリゾットみたいにしても。チーズを加えれば、たんぱく質もとれます。
柴田:それいいですね! トマトを裏ごししたり、ミキサーにかけたりするのは面倒くさいですし、洗い物も増えるので、本当に時短料理にもぴったりですよね。
●ダイエッターの救世主にも!?
柴田:厚生労働省が推奨している、成人一人当たりの一日の野菜摂取目標量350gって、じつは結構な量ですよね。小鉢とかが1皿70gと言われているので、一日に小鉢分の野菜5つを目安にとるといいのですが、朝、サラダでひとつ食べたら、昼と夜に2皿ずつとるとバランスよくとることができます。しかし、朝はコンビニのサンドイッチだけとか、お昼もラーメンだけといった生活をしていると、全然野菜をとる機会がなくなってしまうので、一緒に「1日分の野菜」を飲めば手軽に栄養を補えますし、毎日の食事の味方につけたい商品だと思います。
金子:特にダイエットしたい人には、一日3食を食べることがすごく大切です。なかでも大切なのが朝食。朝食べておくことで、昼食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、太りにくくなります。血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌され、糖分を筋肉に蓄えたり、脂肪に変えて体にため込むように働くのですが、空腹状態から糖質をたくさんとってしまうと、血糖値が急上昇してインスリンがたくさん分泌され、脂肪としてため込みやすくなるため、ダイエットしたい人は朝ごはんを食べることがポイントです。
柴田:ダイエットをしている人は、どんどん食べなくなるから、燃費の悪い体になってしまう。でも、食べるのが好きだから太ってしまったのもひとつの原因ですよね。であれば、しっかり栄養をとって、食べても太らない体づくりをすることが大切なんですよね。
金子:そうなんです。ダイエットしている人は、カロリーや糖質を減らそうとしがちですが、減らしても太ってしまう人がいて、それってじつはビタミンやミネラルが足りてない場合が多いんです。なので、そういう人こそ「1日分の野菜」でビタミンやミネラルを補うと、どんどんエネルギーに変える力が増えて、代謝がよくなってやせやすい体質になっていきます。
柴田:とはいえ、やせたいからといって、一日3食を「1日分の野菜」3本だけなど、極端な置き換えダイエットはNGです。考え方としては、「1日分の野菜」はメインを支えるサポートとしてとり入れてほしいですね。
金子:あと、きのこや海藻類をとることで食物繊維も補えますし、雑穀などの炭水化物を組み合わせるのもダイエットに効果的ですね。
●忙しいママにも飲んでほしい! すぐれた栄養素にも注目!
金子:やっぱり食事って栄養のバランスが大事です。一日に3本飲んでも問題はありませんが、吸収率を上げるためには、噛むことが大切なんです。なので、咀嚼できる食べ物と一緒に組み合わせるのがおすすめです。
柴田:結局、エネルギー源って、炭水化物、脂質、たんぱく質の3つの合計値なので、「1日分の野菜」はカロリーが少ないぶん、それらは少ないですよね。でも、それは食事で補うべきなので、いつもの食事に「1日分の野菜」をプラスするといいと思います。私自身、自分が母親になってみて実感したのが、自分のことがすごく後回しだということ。子どもにとりあえず食事は作って食べさせるけど、自分はおなかペコペコとか、自分は残ったご飯と納豆とみそ汁だけしか食べてないとかって、結構あるんです(笑)。でも、忙しいお母さんだからこそ、もうちょっと自分をいたわってあげてもいいんじゃないかと。そんなときこそ「1日分の野菜」を飲むことで、元気でもうちょっとツヤっぽく、艶やかにいられると思います。
緑川:確かに、「あれ? 私、食べたっけ?」なんてときあります(笑)。自分が一日のなかで、野菜がとれないタイミング、たとえば朝食を食べる時間がないときや、昼食に外食して野菜がとれなかったときなど、個人のライフスタイルに合わせて「1日分の野菜」を飲むようにするといいですね。
金子:あと、「1日分の野菜」にも入っている葉酸は妊娠初期に不足することで胎児の脳神経の発達に支障をきたすことがあります。妊娠を希望している人は意識的にとったほうがいい栄養素なので手軽に飲めるところがうれしいですね。こうしてみると「1日分の野菜」は、ビタミンだけでなく、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどミネラルも一度に補えるので、とてもいいですね。
●まずは毎日3か月続けてみよう!
金子:「1日分の野菜」を飲むことで栄養を補う習慣につながりますよね。野菜を350g食べることってハードルが高い人が多いと思いますが、これをきっかけにしてもらえると。
柴田:毎日飲む習慣をつけるのは大切です。続けることで体調がいいという、うれしい結果も実感できるはずです。ただし、短期間で効果が出るわけではなく、できれば3か月は続けてみてください。知ることって大事で、こんなに栄養が含まれているんだよって知って飲むと、心にもすごくいいと思います。
忙しい毎日の栄養補給に、自分や家族の栄養バランス・健康管理で野菜が足りないと感じるとき、ダイエット中のおやつなどに、ぜひ管理栄養士の先生方もおすすめの「1日分の野菜」をとり入れてみてはいかがでしょうか?
柴田真希
管理栄養士。株式会社エミッシュ代表取締役。Love Table labo.代表。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、管理カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。27年間悩み続けた便秘を3日で直した「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、雑穀ブランド「美穀小町」を立ち上げる。各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載するほか、食品メーカーや飲食店のメニュー開発・プロデュースなども手掛ける。『私は「炭水化物」を食べてキレイにやせました。』(世界文化社)など著書も多数。一児の母。
金子あきこ
管理栄養士。節約美容料理研究所代表。健康食育シニアマスター。メタボな両親のもと、幼いころから体にコンプレックスを抱えて成長し、間違ったダイエットを繰り返す。不動産会社を経て、給食委託会社に10年以上勤務し、太りやすいのは体質や遺伝ではなく、食生活だったことに気づく。幼稚園や福祉施設などで4万食以上の献立作成に携わり、レシピ開発、商品企画、セミナー、集団給食施設のコンサルティングなど多彩に活躍。著書に『おなかぺったんこ 腸筋レシピ』(リピックブック)などがある。中学生の息子が2人いる。
緑川鮎香
管理栄養士。フードコーディネーター、アボカド料理研究家。東京農業大学卒業後、世界各国の輸入食材を扱う食料品店に約7年間勤務し、さまざまな食材やワイン等について学ぶ。その後、フードコーディネーターの資格を取得し、独立。アボカド料理をはじめ、美容・健康などをテーマとしたヘルシー料理を得意とし、WEBや雑誌、書籍などでレシピ開発やスタイリング、栄養コメントなどの執筆を中心に活躍中。著書に『アボカドがあればごちそうレシピ』(SBクリエイティブ)などがある。一児の母。
撮影/布川航太 取材・文/奥沢ナツ
(提供/伊藤園)