寒い時期に飲みたくなるホットドリンク。飲むと体が温まり、気持ちもホッとしますよね。寒さが厳しくなるこれからの時期に、特にオススメしたいのが「ナツメ茶」です。
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ナツメを1日に3粒食べると老けない!?
ナツメってあまりなじみがないのだけど、どんな食材なのでしょう? 国際中医師・国際薬膳師の岡尾知子先生に聞きました。
「ナツメは生薬名を『大棗(たいそう)』といい、漢方薬の材料である生薬として、いろいろな薬に使われるほど力のある食材です。薬膳では、気・血の両方を補う食材と考えられていて、特に女性の美しさにつながるとして、古くから利用されてきました。世界の美女のひとりとして知られる楊貴妃も毎日食べていたとされ『ナツメを1日に3粒食べると老けない』という言葉があるほど、なつめは中国では古くから美容食材として重宝されてきました」(岡尾先生)
これはぜひ、女性ならば積極的にとりたい食材ですが、どのように食べるのか? どこで手に入るのか? まだまだわからないことも多いですよね。そこで、今回は手軽にナツメを摂取できる「ナツメ茶」を見つけたので、ご紹介します。
ナツメといえば漢方食材ということもあって中国産というイメージを持っている人も多いと思いますが、実は国産の物もあるんです! 福井県にある「なつめ農園」は国内で唯一の生産地。ここで採れたナツメを使った「ナツメ茶」なら、国産ということで初心者でも手を出しやすく、安心感がありますよね。通販ほか、福井県のアンテナショップなどで購入することができます。
気になるのは味! ということで「ナツメ茶」を飲んでみることに。
見た目は紅茶を薄くしたような感じ。甘く、かすかに香ばしいような香りがします。例えるなら、プルーンのような香り! ひと口飲んでみると、ほんのりとした甘さと酸味を感じました。ただ、緑茶や紅茶とは違いとてもやさしい味なので、少し物足りないと感じる人はショウガやハチミツを加えてみるといいかもしれません。
また、「ナツメ茶」を飲み終えるころには、体がポカポカと温かくなるのを実感しました。それ以来、デスクワークが多く、手先や足先が冷えてツラいときは「ナツメ茶」を飲むように。筆者は日ごろから漢方薬を飲んでいるのですが、比べると「ナツメ茶」のほうが断然飲みやすく、価格もお手頃。ティーバッグタイプの「ナツメ茶」は、1時間ほど煮出す必要のある漢方薬よりも手軽に楽しめるのがうれしいポイントです。
アンチエイジングや冷え対策を意識して、ナツメ茶、はじめてみませんか?
写真・文/FYTTE編集部
2019年5月24日更新