夜になっても日中のようなたまらない暑さが続いていると、ベッドに横になってもなかなか寝つけなかったり、夜中に何度も目が覚めたり…。そんな寝苦しい夜があるものですよね。寝苦しい夜を過ごした翌日は、朝から疲労感たっぷりで、日中の暑さがさらにこたえる体になってしまうものです。できることなら、暑苦しい夜でもぐっすり寝たい…そんな希望を叶えてくれるのが快眠エクササイズ。今回は、コンテンポラリーダンサー得居幸さんに教えていただきました。
Contents 目次
■快眠エクササイズ ステップ<1>
ゆったりとした呼吸と一緒にエクササイズを行うと、体温が軽く上がり、結果として寝つきがよくなります。
まずは、上半身のエクササイズから始めます。
長座やあぐらなど自分がラクだと思う座り方で、背すじは気にせず、ゆったり座ります。
両手を組み、手のひらが天井を向くようにひじを伸ばします。大きく息を吸い込みながら、骨盤まわりと背中、お腹、腕を意識して伸ばしましょう。
息をゆったりと吐きながら、右ななめに軽く倒します。息を吸いながら体を戻したら、反対側も同様に行い1セットとします。目安として、合計3セットやってみましょう。
最後にもう一度、真上にぐーっと伸び上がり、力を抜いたら終了です(得居さん)
■快眠エクササイズ ステップ<2>
つづいて、下半身のエクササイズです。
あお向けの状態で、両手で両ひざを抱えて息を吸います。
今度は息を吐きながら、体を左へ倒していきます。頭の中でゆっくりと4つ数えながら行うのがベスト。元の姿勢に戻り、反対側も同様に行います。
両手脚を真上に上げて、ゆっくり8つ数えながら、ブラブラとやわらかく振りましょう。
両手両脚を床に降ろして大の字になり、たっぷりと3回深呼吸を行ったら終わりです(得居さん)
■快眠エクササイズ ステップ<3>
上半身と下半身のあとは、顔と首のエクササイズをしましょう。
指の腹全部を使って、髪の生え際から、頭頂部の少しくぼんでいるところにあるツボ“百会(ひゃくえ)”に向かって、ゆっくり流しあげていきます。
百会を軽く数回押したら、今度は中指と薬指の指の腹を使って、こめかみをクルクルとまわしましょう。
最後に手のひらを使って、こめかみ→顔の横→首の横→肩先の順番で、数回なでおろしたら終了です(得居さん)
快眠エクササイズは、心も体もリラックスした状態ですることがコツ。ヒーリング音楽をかけたり、寝具や衣類を冷感素材に変えたりして、できるだけ自分がリラックスしやすい環境を作るのも大切ですよ。ぜひお試しあれ。
取材・文/高田空人衣