口臭予防や感染症予防に役立つマウスウォッシュ。ゆすぐだけで口の中がサッパリするので、日頃から使っているという人も多いのではないでしょうか。実際にネット上では、「歯磨き後のマウスウォッシュは欠かせない」「やっぱりマウスウォッシュがあると、1日がスッキリ始められるよね。朝が弱い私のマストアイテム」という人が多い様子。しかし口の中をキレイにしすぎると、かえって感染症にかかりやすくなる可能性が。そこで今回は、口内ケアの新常識を徹底解剖。知られざる口内の最新情報をチェックし、正しいケアを学んでいきましょう。
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マウスウォッシュは1日2回で十分!
正しいマウスウォッシュの使い方を教えてくれるのはえんどう耳鼻咽喉科クリニック院長・遠藤誠先生です。
そもそも口の中には、常在菌とよばれるさまざまな菌が生息。常在菌にはよい菌と悪い菌があり、その割合が適切だと雑菌の繁殖や感染症予防にひと役買ってくれます。ところが口内洗浄をしすぎると、常在菌のバランスが乱れるように。市販のマウスウォッシュは殺菌力が強いため、使用する場合は朝と夜の1日2回程度が適切です。
この新常識を受けて、ネット上では「やればやるほどいいんだと思ってた」「何事も適量が大事なんだね」「よかれと思っていたことが逆効果に。知らないって怖い…」など驚きの声が続出しました。
7月3日放送の「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」(テレビ東京系)ではさらに、歯磨きとマウスウォッシュに次ぐ第3の口内ケアグッズを紹介。従来のケアでは歯ブラシやマウスウォッシュを使うのが当たり前でしたが、じつは最近「口パック」というアイテムが話題を呼んでいます。
気になる口パックの正体とは「炭酸」。口パックの顆粒を口に含むと炭酸が発泡し、その泡が歯や舌の汚れを浮かせて除去してくれるそうです。ブラッシングでは届かない汚れも落とし、虫歯や歯周病、口臭予防にも効果的。実際に口パックを試したNEWSの増田貴久さんは、「おいしめのマウスウォッシュみたいな味」「いいですよ。歯磨きしたあとみたい」と絶賛していました。
体の脂肪と共に「舌」も太る!?
体型や体重は気になりますが、舌の肥満まで気にする人はあまりいませんよね。遠藤先生曰く、体の脂肪が増えると舌も一緒に太ってしまうとのこと。しかも舌が太ると、「食事」「発声」「呼吸」の機能が衰える恐れも。そこでここからは、番組で紹介された「舌トレ」をレクチャーしていきます。
まずは舌の先端を使ったトレーニングから。やり方は舌を口の中でぐるぐる回すだけなのですが、歯と口の中の汚れを掃除するように行うのがポイントです。これを右回りに5回、左周りに5回、合計10回行ってください。
続いては舌全体を使ったトレーニングを伝授していきましょう。この舌トレは口を開けた状態で、舌を上あごに押しつけるだけ。舌の表面全体を使い、そのまま10秒間キープします。舌トレについて、遠藤先生は「ベロ全体を使ってベロの筋肉をトレーニングする」「意識して動かさないと(ベロは)やせない」と語っていました。
正しい口内ケアと舌トレを活用し、健康的な口もとを目指してみては?
文/プリマ・ドンナ