足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。身体や心の不調を解消する、足ウェルネステクニックをお伝えしていきます!今回のテーマは、「食事の仕方によって引き起こしやすい便秘を解消する方法」です。ポッコリしたお腹周りを足刺激でスッキリさせましょう!
Contents 目次
間違った食事法が便秘を招く?!
食欲の秋の到来ですね!日本ほど海外のいろいろな料理がおいしく食べられる国はないといってもいいかもしれません。日常生活でも多様な食事を楽しむ人が増えていますね。ところが、スパイスを使った料理や肉料理など日本人がもともと食べ慣れていない食事は、腸に負担をかけやすく便秘の原因にもなっています。普段の食事は消化のよい和食を心がけ、週末にさまざまな国の食事を楽しむ、といったメリハリをつけるとよいですね!
また、冷たいものや甘いもののとりすぎも、腸のぜん動運動を弱めるので便秘の原因になります。日ごろお腹がスッキリしないとお悩みの人は、食生活を見直すと改善のヒントがあるはずです。
便秘がちな人の足相チェックポイント
足裏にある足相は、現在の体や心の状態までを教えてくれる重要な手がかりです。便秘などお腹の不調の場合は、足裏の中央部分に注目してみてくださいね!
【土踏まずの色が悪い】
足裏の土踏まずの血色が悪くくすんでいませんか? この部分には消化器の十二指腸と対応する反射区があります。くすみが気になる人は、食事の負担によって消化不良になっているかもしれません。
足刺激で腸を刺激して、消化を促し滞っている便をスムーズに流してあげましょう!
足から腸を刺激するテクニック
両足の中央部分を次のステップでしっかりと刺激していきます。
(1)右足裏の中央を逆L字型に刺激する
右の足裏には上行結腸から横行結腸へとつながる逆L字型の反射区があります。上行結腸の下からスタートし、横行結腸ヘと流していきましょう。指の第二関節の角を立てて、しごくようにして刺激します。
(2)左足裏の中央をコの字型に刺激する
左の足裏には、横行結腸・下行結腸・直腸とつながっているコの字型の反射区があります。右足同様、ここも矢印の方向にしっかりと流していきます。
特に下行結腸と直腸をさわって、ゴリゴリとした固まりがあるようなら、腸の中に便がつまっている状態です。指角や先の丸いボールペンなどを使って、ピンポイントで刺激しましょう。ゴリゴリをつぶしながら押し流し、足裏がやわらかくなるまで行うと、腸のつまりが解消しスッキリするのを感じると思います。
腸の調子を整える養生法
腸の働きをよくするためには、食べ過ぎないように心がけ、消化器を休ませてあげることも大切です。最適なタイミングをお伝えしますので、とり入れてみてくださいね!
【月に1回、消化器を休ませる日を作る】
月の満ち欠けのタイミングで、新月を迎える日をカレンダーなどでチェックしてみてください。この日は体のデトックスに最適な時期とされていますので、腸をお休みさせてあげる日にしてみませんか。ぴったり新月の日でなくても、前後の都合のよい日に設定すれば大丈夫です。
この日1日は、食事をスムージーやスープなど流動食に置き換えて、固形物をとるのをお休みしてみましょう。消化器が休まり、腸の調子を整えることができますよ。
腸の調子が整い、便通がスムーズになればポッコリお腹もスッキリ引き締まってくるはずです。
取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子
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