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食べないと損!? 毎日食べて元気に若返る「ピーナッツ」パワーがすごい!#Omezaトーク
今「ピーナッツ(落花生)」が再び注目を集めています! おつまみとしての印象が強い
ピーナッツですが、近年の研究では健康価値が非常に高く、ダイエットやアンチエイジングなど女性にとってもうれしい効果がたくさんあるそうです。
Contents 目次
「ピーナッツパワー」に再注目!
先日、アメリカンピーナッツ協会主催の『食べないともったいない!再注目、ピーナッツパワー』セミナーが開催されました。
当日はピーナッツをはじめとするナッツ類研究の第一人者であり、慶應義塾大学医学部教授の井上浩義先生がピーナッツの基本的な栄養価値や女性にうれしいピーナッツの効果、ピーナッツの効率のよい食べ方などについてお話してくださいました。アメリカンピーナッツを使った軽食もいただけるということでFYTTE編集部も参加してきました!
まずはじめにピーナッツについて井上先生がお話してくださいました。
「ピーナッツは脂肪分が多く含まれていますが、脂質のメインはオリーブオイルと同じオレイン酸。体によいとされる不飽和脂肪酸です。そのほかにたんぱく質や炭水化物もバランスよく含まれているため、完全食と言われており、機能性のある食べものです。
また、ピーナッツはアフリカや南アジアなどで飢餓に苦しむ子どもたちを助けるために、ピーナッツを主原料にしたペースト状の食べものが使われています。子どもならそれを1日1個食べるだけで健康に育っていけるんです。ピーナッツは子どもにいい食べものですし、もちろん大人や高齢者にとってもすぐれた健康食品なんです」(井上先生)
栽培する際もガスや電気を使わず、水と肥料を使って育つので環境にもやさしい作物なのだと教えてくれました。
次にピーナッツの栄養を効率よくとるための食べ方を解説してくださいました。
「ピーナッツは茶色い薄皮にこそ、たくさんの栄養素が含まれているから薄皮つきで食べることが重要です。薄皮には赤ワインの成分として有名なポリフェノールのレスベラトロールもたくさん含まれています。
食べる量は1日30粒が目安。おにぎり1個分のカロリー量なので、気になる人はほかで微調整をするようにしてください。ナッツ類は歯に詰まるし、かむのが大変と抵抗がある人はピーナツバターなどの加工品でとっていただくのがよいと思います。また、調理法(20分以上の加熱調理に限る)でポリフェノールの量が変わることがわかっているので、ポリフェノールを多く摂取したいならゆでた落花生がおすすめです」(井上先生)
そのほか、とくに朝食べると脂質や糖の吸収を穏やかにしてくれるため、血糖値が急上昇するのを抑えてくれたり、肥満防止にもなるのだそう。
ピーナッツは抗酸化物質も含まれています。先ほどご紹介したポリフェノールのほかオレイン酸とビタミンEもすぐれた働きがあり、ピーナッツのポリフェノールと食物繊維は、大腸菌が作る毒が肝臓に運ばれるのを防ぎ、便として排出するという働きもあるので、便秘改善にも◎。
食物繊維は腸の炎症を軽減する働きがあるため、インフルエンザウイルスから保護する作用が得られることも発表されているそうです!
こんなにいいことづくしのピーナッツ、本当に食べないともったいないですね!
セミナーの最後にアメリカンピーナッツを使った軽食をいただきましたのでメニューをご紹介いたします。
アメリカンピーナッツを使ったメニュー
●たんぱく質たっぷりの「モーニング・カナッペ」(写真手前)
ゆで卵、アンチョビをのせたカナッペ。刻んだピーナッツのザクザク食感がアクセントになっています。
●エネルギーたっぷりの「エルビス・カナッペ」(写真右下)
ピーナッツバターの上にスライスベーコンとバナナをのせたカナッペ。朝食やおやつにいただきたい一品です。
●ピーナッツバターのディップ(ガラスの器2種)
ディップはセロリとりんごでいただきました。
これが新食感! ピーナッツバターをフルーツやカット野菜でいただく食べ方ははじめてなので新鮮。とてもおいしかったです。アメリカやオーストラリアではこの組み合わせは定番でヘルシーなおやつとして食べられているそう。
●アメリカ産の薄皮つきピーナッツ(30g)
どれもとてもおいしくいただきました。
今まで炒りピーナッツやゆで落花生、ピーナッツみそなどがメニューの定番でしたが、今回のセミナーで食べ方のバリエーションも増えてピーナッツ食が豊かになりそうです。
学んだ知識は実践あるのみ! 栄養素を効率よく摂取できる食べ方を意識して「ピーナッツライフ」をとり入れて行きたいと思います。(編集 マチ)
Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。