仕事中はもちろんのこと、日中、電車などの乗りものに揺られているときに突然強い眠気に悩まされたことはありませんか? 「じつはこれもれっきとした秋バテなんです!」と教えてくれたのは、コンテンポラリーダンサーの得居幸さん。
今回は、先日ご紹介した秋バテ対策ストレッチのモーニングプログラムに続き、オフィス編をご紹介。すべてイスに座ったままできて、頭と体をすっきりさせられるストレッチを教えていただきました。眠気が襲ってきたら即実践してみましょう。
Contents 目次
オフィスプログラム ステップ<1>
まずは肩と肩甲骨のストレッチから。
<1>イスに深く座り、背すじを伸ばしたら、両手の指先を肩に乗せて、両ひじはラクに下ろしておきます。
<2>両ひじで円を描くように肩を内回しに動かします。最初にひじで下半円を描き胸中央まで動かしましょう。このとき、背中を丸めるようにして肩甲骨の間を広げます。
<3>胸中央からひじを真上に上げます。背中とお腹をしっかり立ち上げて。
<4>真上に向けていたひじを、肩甲骨を中央へ寄せながら動かし、<1>の姿勢へ戻します。
逆回しも同様に行い、適度にくり返しましょう。早さは必要ありませんので、ゆっくり大きく動かすようにしてください(得居さん)
オフィスプログラム ステップ<2>
次に、わき腹に効くストレッチをしましょう。
<1>イスに深めに座ったら、右脚を伸ばしてつま先は天井方向へと上げておき、かかとで床を軽く踏みます。両腕は右手が上になるように組んでおきます。
<2>上体を左側へ倒しましょう。体を倒す深さは必要ありません。わき腹を伸ばすことが目的ですので、倒すときに前後に傾かないように注意して。この状態で適度にキープ!
<3>上体を<1>の姿勢に戻したら、脚を左右入れ替えて反対側も同様に。<1>~<3>の流れも適度にくり返しましょう(得居さん)
オフィスプログラム ステップ<3>
最後にしっかり背中をストレッチしましょう。
<1>深めにイスに座ったら、指をからめて両手を組み、手のひらが天井を向くように息を吸いながら頭上へ伸ばしていきます。このとき脚はつま先を立てましょう。
<2>息を吐きながら、ひじを曲げずに組んだ手をそのまま胸の前まで下ろし、背中をうしろへ突き出すように前へ伸びてストレッチします。
<3>組んだ手をほどいたら両手を腰に当て、胸を天井方向へと突き上げながら大きく息を吸い、最後は息を吐きながら全身の力を抜きましょう(得居さん)
眠気スイッチも切れて、仕事のモチベーションも上がるストレッチ。ぜひ仕事の合間にとり入れてくださいね。
取材・文/高田空人衣