この野菜見たことありますか? 日本でも少しずつ知られるつつあるという「コールラビ」という野菜です。ぷっくりとしたビジュアルがなんともかわいらしいですね。アメリカで流行中とのことで、実際の食べ方や味についてレポートしました。
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コールラビって何?
アメリカのスーパーマーケットは、日本でなかなか見かけない面白食材の宝庫で、買い物に出かけるとキョロキョロしてしまいます。これは何?どうやって調理するの?どんな味?と興味が湧いてきて楽しくなります。
そんなアメリカで見つけた面白食材の1つがコールラビです。日本でもジワジワと知名度が上がって来ていますが、まだまだ知らない方が多い食材の1つではないでしょうか。
ジャーマンチューニップとかチューニップキャベツなどの別名を持ち、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどと同種で茎の部分が丸い形に肥大し、その部分の皮をむいて生で食べたり、調理して食べたりと利用されています。
栄養価としては美白効果に一役かうビタミンCや利尿作用などに効果があるミネラルの一種のカリウムを含み、加熱調理しても栄養が壊れにくい特徴を持っています。
アメリカではこんな風に食されています。
直径5cmを超えると硬くなり、筋も多くなり食べる部分が少なくなります。食べ方としては外の皮を厚めにむき、中の柔らかい部分を使いますが、ブロッコリーの茎の部分と似ていて、皮をむくと中から少し透明がかった違う層が見えてきて、その部分を食べます。
アメリカではマッチ状や、短冊状に切って生でサラダ感覚で食べることが多く、ほかには火を通して炒め物として食べたり、粉をつけてフライドポテト風に食べたりアメリカっぽく調理することが多いです。
実際に料理してみました。
まずは葉の部分を落とし、丸い茎の部分の硬い皮を厚めにむきます。すると下から少し透明がかった違う層が見えてくるので、それが見えるまで皮をむきます。後はお好みの形に切り調理しますが、カブを少し硬くした様な感じで切るのに少し力が必要でした。
生で食べるとシャキシャキ感、火やお湯を通すとコリコリ感など、調理の仕方で違った食感を楽しめます。コールラビ本来の味はブロッコリーの茎の味に似ていてサッパリし、少し青臭さを感じますが、調理することでそれもほとんど感じなくなります。
ダイエット時にもカロリーを気にせず食べられお腹にも優しく、胃もたれなどしないので女性にも人気な食材としてアメリカでは日常的に使われています。
日本でも、もし見つけたら、ぜひ一度お試しあれ!
撮影・文/脇方真由美、ホリ・コミュニケーション(トップの写真以外)