春先になると気になるのが花粉。花粉が飛散する時期になると、鼻や目がむずかゆい、くしゃみが出るほかに、肌がガサガサ荒れるという人もいますよね。今回は、花粉時期のガサガサ荒れ肌を少しでも軽減させるために、花粉の時期が本格的に始まる前から始めておきたい予防ケアについてエステティシャンである筆者がご紹介します。
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寒暖差の変化や環境の変化によって肌のバリア機能が低下していませんか?
花粉が飛散する時期になると、鼻や目、のどがむずかゆく感じたり、くしゃみや鼻水が止まらないという症状のほかに肌がガサガサする、肌荒れが起きるという人もいますよね。
寒い真冬の季節から日差しも気温も高くなる春にかけておこる寒暖差や環境の変化やストレス、生活習慣の乱れによっても肌コンディションがゆらぐことで肌のバリア機能が低下し、花粉が肌表面に付着することで肌トラブルや肌荒れが起きやすくなります。
このバリア機能が低下している状態を放置したまま、マスクなどの繊維が摩擦することでより肌荒れが悪化するという人もいます。
花粉の時期が本格的に始まる前から始めておきたい予防ケア
(1)帰宅したらクレンジング、洗顔で汚れを落とす
花粉の時期が本格的に始まる前、始まってからも、重要なのはクレンジングと洗顔で花粉だけに限らず汚れを落としておくことがポイント。
花粉の時期に肌が荒れやすいという人は、肌に負担のかかりにくいジェルタイプやミルクタイプ、クリームタイプのクレンジングを使って汚れを落とします。少し量を多めにとり、メイクを浮かせるようにやさしく洗い流すようにします。
洗顔料もしっかりと泡だてて、泡を肌表面で転がすようにやさしくていねいに洗うことがポイントです。
(2)化粧水をたっぷりと角質に浸透させて
バリア機能を整えるためには、肌の水分と油分の量を高めることが最大のポイント。化粧水をコットンにたっぷり含ませ、顔全体にやさしくサッと広げます。
角質にしみこませるイメージで、肌におきながら浸透させます。
決して肌をたたくようにパッティングしたり、摩擦しないように。
(3)オールインワンゲルでうるおいをパックさせる
オールインワンゲルは美容成分、保湿成分などの成分が含まれているものが多いですよね。しかし、バリア機能が弱くなっている場合はこれ一本では水分や油分が足りていないこともあります。
なので、化粧水をたっぷりなじませたあと、オールインワンゲルを肌になじませて2~3分ほどパックをするようにおきます。
ゲルタイプはベースが水分でできているので、肌の水分量を高めるのにも重宝しますよ。2~3分置いたあと、肌表面にゲルが残っていれば、サッと伸ばしてなじませます。
(4)乳液とクリームを重ねて水分を逃さない
ついつい、オールインワンゲルで終わりたくなりますが、水分だけでスキンケアを終わらせてしまうと、水分が蒸発して乾燥をまねくもとになります。ですので、乳液をなじませて、クリームを重ねて水分を逃さないようにします。
花粉の時期が始まり、肌がガサガサになってから慌てて始めるよりも、前もって肌のバリア機能を高めて予防しておくと肌荒れが悪化する心配もありません。簡単にできるのでぜひとり入れてみてはいかがですか?