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ベニスビーチのサンセットをライブ配信で。私の好きなおうち時間の過ごし方~ロサンゼルス編~
世界中に猛威を振るう新型コロナウイルス。#Stay Homeが世界共通のキーワードになる今、世界各国のみなさんの「おうち時間」をのぞいてみたい! 第3回はアメリカ西海岸の都市、ロサンゼルスからの素敵なおうち時間の過ごし方です。眺めているだけで、心がす~っと落ち着いてきます。
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毎日移り行く、ロサンゼルスの夕日が眺められるひとときを
ロサンゼルスでは、4月15日からサンセットを1時間ライブで配信する「マジックアワー」が開催され、話題になっています。マジックアワーとは、カメラマンたちの専門用語で、夕日の関係で写真や動画がとても美しく撮れる時間帯のこと。昔から映画産業が盛んなロサンゼルスでは、「サンセットのシーンを撮るならロサンゼルス」といわれるほど、映画製作者やアーティストの間では有名なロサンゼルスの風物詩なんです。じつは、ロサンゼルス観光局のグローバルコミュニケーション担当のジェイミー・シンプソンさんによると、世界中の人たちを対象に最近とったアンケート結果では、ロサンゼルスで観たいもののひとつがサンセットだったとか。
マジックアワー提供のきっかけは、同観光局のマーケティング責任者、ドン・スケオックさんがこのように話しています。「今はコロナウイルス拡大の向こう側にいる日を、みんなが待ち望んでいるとき。そんなときに、リビングのソファやキッチンのテーブルからロサンゼルスのサンセットを眺めながら、現実逃避したり、近い将来計画している旅行のインスピレーションを得たりして、ロサンゼルスを感じてほしかった」
それでは、一体、どんな様子なのでしょうか。配信カメラは、ベニスビーチにあるホテル・アーウィンに固定設置。このため、映っている場所は一切変わりません。しかし、ヤシの木がたくさん植わっているベニスビーチの様子や、寄せたりかえしたりする波や、ヨットが走ったり、かもめが飛んでいる光景など、そのときの光景がみられて、まるでベニスビーチにいるような気分が味わえます。
マジックアワーは、8日間ですでに100万人以上が鑑賞。マジックアワーを見ている人たちは、「今夜は雪になりそうなシカゴにいるけど、暖かいロサンゼルスにいるような気分になれる。これから毎日、観ることになりそう」「ソーシャルディスタンス(社会距離)をとらなくてもいいことをやってくれて、うれしい」と、大満足の様子。開催は5月末まで。こんな粋な楽しみ方を提供してくれるあたり、さすがアメリカです。もちろん、日本からもチェックできるので、一度チェックしてみてはいかが?
「めっちゃイケてる」「ライブ中継でサンセットが観られるなんて、最高」など、マジックアワーを鑑賞している人たちの声。
マジックアワーは、discoverLAのインスタグラムやフェイスブック、Zoomから、アーティストやシェフなどとコラボで楽しめる。4月22日には、ロケーションスカウト(映画の台本にマッチするロケーション探し)として映画「ラ・ラ・ランド」や「ブレードランナー」を担当したトリスタン・ダオウシスがレクチャーを開催。
サンセットのライブ配信はこちらから。https://www.discoverlosangeles.com/magichour
文/大山真理