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ゾンビ臭ゼロ、石けん成分さえもゼロ?! 食品成分100%の洗たくパウダー「ハッピーエレファント」 #Omezaトーク
家に1滴も洗濯用洗剤がなくなって、いそいそと買いものに出かけたある日の午前中。私は洗濯用の洗剤を探しながらびっくりしました。環境に配慮した商品がいくつも棚に並んでいたからです。その中で私が選んだのは食品成分100%の洗たくパウダー「ハッピーエレファント」。さてその使い心地は…?
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昨年の夏、子どもの自由研究のネタに…と下水道の終末処理場見学に行ったときのことです。家庭から流される下水を処理する過程で、微生物がおおいに活躍してくれていることを知りました。汚水中の有機物を微生物が食べることによって水が浄化されるというのです。下水処理場の人は、洗剤などに含まれる合成界面活性剤は微生物が分解できないので、できるだけ石けんを使ってくださいと言っていました。
それ以来、私は粉せっけんを愛用。と書きたいところですが、粉せっけんの溶けにくさや使いづらさから、残念ながらそうはならず。じつは、できるだけ合成界面活性剤を含む割合の低い「洗剤」を使い続けてきました。
ところが今回手にした、食品成分100%の洗たくパウダー「ハッピーエレファント」(サラヤ)は、合成界面活性剤を配合していないだけでなく、私が粉せっけんを敬遠してきた使いづらさ問題を見事にクリア。水に溶けますし、すすぎは1回でOK。肌にもやさしそうです(今まで「肌にやさしい」とうたった商品で肌荒れをしたことが何度もあるので、こんな風に書いています)。
食品成分100%の内訳は。重曹(炭酸水素ナトリウム)、クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、天然洗浄成分ソホロ。画像だと読みづらいですね。
「天然洗浄成分ソホロ」(ソホロースリピッド)というのは、「パーム油と糖を栄養にして、天然酵母が発酵することによって生みだした天然成分」だそうです。このパウダーを使ったあとの排水は、微生物によって水と二酸化炭素に完全に生分解されるとサラヤウェブサイトの製品紹介にはあります。
しかし「パーム油」が、ちょっと引っかかります。さまざまな食品や生活用品に使用されているパーム油ですが、その多くはプランテーションで栽培された「油ヤシ」からとったものです。油ヤシのプランテーションを作るために森を壊すという行為が環境問題に深刻な影響を与えていると聞いたことがあるので、これはどうなのでしょう。
ホッとしたことに、この「ハッピーエレファント」にはRSPO認証マークがついています。
RSPO認証マークは、環境と人権に配慮されて生産された植物原料として使用した商品に使えるロゴマークです。
そんなこんなで思い切って買ってみることにしました。
封を開けると、見た目は粉せっけんのよう。ただ、粉せっけんの場合は、鼻の奥に粉が入り込んで痛痒くなるのですが(粉せっけんが悪いのではなく、私が細かい粒子に弱いようです)、これはそうならずに済みました。
洗たくした日は雨天、じめじめ梅雨のまっただ中。ところが、部屋干しをしても生乾き特有のニオイがいっさいしませんでした! これはちょっとした驚きです。香りに慣れている人には、ややもの足りないかもしれませんが、少なくともイヤなニオイはゼロでした。多少、予洗いはしたものの、子どものズボンのすそについた泥ジミもしっかり落ちましたよ。
1.2kg、約40回分で税込み880円(サラヤ公式通販価格)と、今までよりコストはかかります。けれど私はしばらく、この洗たくパウダーを使い続けてみるつもりです。(編集まりりん)
Omeza トークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。