ハワイに来たことがある人なら見たことがある人も多い、くまの形のボトルに入ったはちみつ。日本でも、輸入食品を扱うお店で見かけたという人もいるかもしれませんね。
はちみつには、マカダミア、オフアレフア、ペレズ・ゴールドの3種類があり、「マノアハニー」と呼ばれていて、これがハワイのお土産として大人気なんです!
今回はそんなマノアハニーをご紹介します。日本からも注文できるので気になる人は要チェック!
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マノアハニーは、ハワイではABCストアやホールフーズなどのスーパーマーケットでも購入できます。
また、ハワイで有名なレストランも仕入れています。例えば、シェラトン ワイキキ ホテル内にある「ラムファイヤー」、ワイキキから車で10~15分くらい行ったところにある街・カイムキにある「town(タウン)」や「12thアベニュー・グリル」など。
小型のくまのボトルは3種類あり、マカダミアの木に集まる蜂、オフアレフアの木に集まる蜂などによって蜜の色も微妙に違います。そのなかのひとつ、「オフアレフア」の木は、ハワイ島に生息するため、ハワイ島の養蜂家と契約を結び、そこから蜜を運んで、ホノルルのワヒアワで商品となります。ほかにもビーポレン(蜂花粉)、蜂の巣のハニーコムなど、20種類超の商品をすべて作っています。小型のボトルは値段も手頃でお土産としても人気があります。
マノアハニーは、1989年オアフ島のマノアバリーで創業。その後、オアフ島のダイヤモンドヘッドの麓、ノースショア、西部のワイアナエで白い蜂蜜と言われる「ホワイトキアヴェ蜂蜜」、そしてワヒアワと、4か所で養蜂されています。
7年前、日本でも養蜂家として経験を持つ埋橋(ウズハシ)さんが、このマノアハニーの権利を買い取り、ハワイに移っても養蜂を続けることになります。
今年6月には蜂蜜を発酵した新しいお酒を発売
今年4月から、新型コロナウイルスの影響により定期便が運休してしまい、観光客がきていない状況ですが、ハワイに住む日本人が、このワヒアワにやってきては購入していく人が多いと聞きます。
先の養蜂家で、マノアハニー・カンパニー社長の埋橋さんは、2、3年前から“蜜”をはちみつだけでなく、何か違うものとして商品化したいと準備を始め、今年5月に新しく「ミード」という蜂蜜酒を完成させました。
ミードの歴史はそもそも長く、新石器時代の遺跡でもこの蜂蜜酒を飲むための土器と考えられるものが発見されているそうです。
気になる「ミード」の味は、甘くて重たい、ということで寒い国で人気があり、アルコール度数も高いものでしたが、それをハワイ風にアレンジし、蜂蜜とハワイのフルーツを使って発酵した酒が誕生しました。アルコール度数も7~6%ほどで、リリコイ、パイナップル、ドラゴンフルーツという、ハワイらしいフルーツとハワイの水と蜂蜜を使ってできたものです。
「ハネムーンやウェディングにちょうどよいギフトになるのでは」と、埋橋さん。
現在は、ハワイ州でも2か所、そしてオアフ島では、ここだけで製造されているということで、今後の需要に期待しているとのこと。
最近、ギャラリーも一新して商品が一堂に見られるようになっています。
まだしばらくは、観光としてハワイに行けない日が続きそうですが、これらの商品は下記ホームページから注文できるので、気になる人は見てみてくださいね。
HP:https://www.manoahoney.com/
写真・文/堀内章子