2020年はコロナ禍で旅行どころではなかったものの、「コロナが終わったら旅行に行きたい!」と気持ちを強めている人も多いはず。日本人に人気の旅先、ハワイといえばオアフ島ですが、近年、知名度が高まっているのがハワイ島です。今回はハワイ島在住フォトグラファー、石川結雨子さんの著書『ハワイ島で叶える50のこと』から、とっておきの見所をお伝えしましょう!
Contents 目次
1 キラウエア火山のパワーを感じる
その大きさから“ビッグアイランド”と呼ばれるハワイ島。ほかのハワイ諸島すべてを合わせた面積よりも大きく、東京都の約5倍にもなります。島の中心に位置する2つの標高4000メートル超の山、マウナケアとマウナロアなど計5つの火山から形成されています。
なかでもオススメの場所は、ハワイ島の郡庁所在地であるヒロから車で約40分、標高1200mを超えるボルケーノ地区のハワイ火山国立公園。
「ハワイで唯一の世界遺産。毎年200万人もの観光客が世界中から訪れています。 “ハレマウマウ火口” は人気のスポットで、今もなお地下で溶岩を産出し続けているキラウエア火山の火口のひとつ。広大な大地に目を奪われます」(石川さん)
1 Crater Rim Dr., Volcano
808-985-6101
24時間(入口受付7:00~19:00)
無休 車1台(15人まで)$30
www.nps.gov/havo/index.htm
2 海の守り神「ホヌ」に会う
ハワイ島といえばウミガメ。
「“ホヌ”と呼ばれ神聖な生き物とされているアオウミガメ。(ほぼ)確実に会えるスポットとして 私がオススメするのは、アメリカ最南端の海岸、プナルウ黒砂海岸。その名の通り、溶岩でできた黒い砂が広がるビーチです。ハワイ島のマナ(見えないカ)が詰まっている=マナフルなビーチ。ホヌに3m以上近づくことは禁止されているので、そっと見守って」
Ninole Loop Rd., Naalehu
808-961-8311 (公園管理課) ビーチの前に無料の駐車場あり
3 全米No1ビーチにステイ
全米No.1に選ばれたことがあるハワイ島でも屈指のビーチ、ハプナ。
「白砂の向こうに広がるエメラルドの海はいつ見ても息をのむような美しさ。ここにある公共のビーチでももちろん十分楽しめるのですが、私がオススメしたいのは、ビーチの目の前に立つウェスティン ハプナ ビーチ リゾートで過ごすオトナな時間。ホテルだけのプライベートビーチで優雅に過ごせちゃいますよ」
ウェスティン ハプナ ビーチ リゾートには大人向けのインフィニティプールもあります。
62-100 Kaunaoa Dr., Kohala Coast
808-880-1111
249室 $665~
(日本の予約先:0120-00-8686)
www.westinhapunabeach.jp
4 サンセットが素敵な店で食事をする
ハワイ島で体感したい自然の美しさ。雄大なサンセットも見逃せません。
石川さんの“秘密にしたいスペシャルな店”がこちら。
「ナプア・アット・マウナ・ラニ・ビーチ・クラブは、ハワイ島出身で、大人気レストランのメリマンズで修業をしたシェフが作る、地元の食材にとことんこだわった料理が評判の店。マウナラニ・リゾートのプライベート・ビーチが目の前という最高の立地にある、ちょっと(かなり?)わかりにくい場所にあります。それがまた、隠れ家感を醸し出してくれます」
68-1292 S Kaniku Dr., Waikoloa Village
808-885-5910
11:00~16:00、17:00~21:00
無休
www.napuarestaurant.com
5 一生モノのラウハラを手に入れる
ハワイ島ではブランドショッピングよりも一点ものを探してみては? 古代ハワイから用いられてきたラウハラ店を訪れてみましょう。
「ラウハラとは、ハラ(パンダナス)の木の葉のこと。木の葉を集めて洗い、トゲをとってなめし、細長く切りそろえたものを編んで作られた民芸品のことを指します。古代ハワイでは、屋根に、絨毯に、船の帆に…と日常のさまざまな場面で使われていました。最近では、バッグや帽子など主にアクセサリーに使われ、日常使いできるものが増えています。ハワイのラウハラ商品は手作りですべてが“一点物”なので、お気に入りに出合ったら即購入!が鉄則です」
キムラ・ラウハラ・ショップ
日系のキムラ・ファミリーが営む島で唯一の ラウハラ専門店。扱っているラウハラ製品はすべてが一点もの。バッグやカゴなどの人気商品はまさに“早いもの勝ち”。
077-996 Hualalai Rd., Holualoa
808-324-0053
9:00~17:00(土曜は~16:00)
定休日 月・日曜
コロナ禍のストレスも吹き飛ばしてくれそうなパワースポットの数々。石川さんの写真を見ているだけも癒されます。「いつか行ってみたい」と思った人はぜひ永久保存版にしてください!
※掲載のデータは2019年10月〜2020年1月現在のものになります。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
文/庄司真紀
参考書籍
『ハワイ島で叶える50のこと』(昭文社)