ハワイみたいな能登半島で運気アップ！

～能登半島 旅の始まりは金沢から～

各地域から能登半島へのアクセスは、北陸新幹線が開通して圧倒的に行きやすくなった金沢を起点にするといいでしょう。金沢からの移動は車がいいです。金沢駅周辺にはたくさんのレンタカー会社がありますのであらかじめ予約していきましょう。

～千里浜なぎさドライブウェイで海岸砂浜ドライブを～

金沢から「のと里山海道」を七尾市方面に約30〜40分走らせると全８kmの砂浜を車で走れる「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。砂浜を走れる公道は全国でここだけ。海岸際を波や風の音を聞きながら爽快に走る気分は最高なんです。僕のおすすめは夕方の夕日観賞です。天気さえよければオレンジ色の太陽が沈んでいくのをお茶をしながらのんびり眺めることもできますよ。ぜひ立ち寄ってみて下さいね。

～「山伏」と「緑のダム」石動山～

石動山は中能登町と富山県氷見市との境にある標高564ｍの小さな山です。
じつは今回の取材の目的は「石動山」でした。僕も知らなかったのですが、古くから神が宿る神聖な山としてあがめられ、山伏（やまぶし）の歴史があります。

また驚くほど豊富なブナ林に包まれた山頂には「伊須流岐比古神社」（いするぎひこじんじゃ）があります。歴史ある神社の周辺を散策すると何か自然のパワーを受けとったような高揚感を感じます。原始の森のエネルギーを神がつかさどっているようなパワースポット。またこの豊富な自然が「緑のダム」ともよばれ、まわりにたくさんある自然散策道では四季折々の景色と自然とのふれ合いがかないます。

真冬は雪が積もりますが、僕が訪れた11月後半は信じられないほど美しい紅葉景色でした。神の宿る山岳信仰の聖地であり緑のダムに抱かれながら山伏の歴史を学ぶだけで心が浄化されますよ。
地元旅行社ではヒーリングやエコを学ぶツアーも企画されているそうです。そして近くにある「石動山資料館」では歴史についてさらに学ぶことができます。非日常を味わいにぜひ訪れてみて下さい。

～ハワイみたいな能登島～

能登半島にある七尾市、七尾湾に浮かぶ「能登島」もおすすめです。もともとは往来が船のみで半農半漁の自然豊かな美しい素朴な島でした。和倉温泉がある七尾市から石川県最長全長1050mの能登大橋やツインブリッジが開通したことで観光化が一気に進んだ島です。そしてここ能登島には青く透き通った海に多くの野生イルカが棲みついています。そんなイルカたちとクルーズで出会ったり、一緒にドルフィンスイムできるツアーが大人気なのです。

また島内の自然の中に点在するキャンプ場なども人気で、コロナ禍で注目されるワーケーションとしてのプロモーションも推進しているとのことです。僕の印象ですが美しい海に囲まれ、海岸線に点在するビーチパークや施設などの雰囲気がハワイみたいに思えました。それもオアフ島でなくハワイ島などの雰囲気。地元のガイドさんはハワイ島にずっと住んでいた人で、僕同様、ハワイっぽいこの島にひかれて移住してきたそうです。
能登島ではジンベエザメが間近に見える日本海側最大の水族館「のとじま水族館」や気軽にモノづくりが体験できる、「能登島ガラス工房」や「能登島ガラス美術館」などもあります。あまり知られてないけどハワイのような素敵な島ですよ。

～滞在はやはり和倉温泉～

能登半島の滞在は和倉温泉がおすすめ。七尾市にある和倉温泉からは能登島がきれいにみえます。日本がほこる「加賀屋」が有名ですが、安価で質のよい温泉宿がたくさんありますのでいろいろ検索してみて下さいね。また天然のいけすと言われる海の幸は鮮度が最高、間違いありません。温泉宿で食事もよいですが、七尾市は「すし王国」と言われるほどお寿司屋さんがたくさんあります。どの店もリーズナブルに一流が味わえます。また「能登食祭市場」にいけば海の幸がこれでもかと売られています。とびきり新鮮な能登の食文化のすべてがショッピング、レストランなどで楽しめますよ。

まだまだたくさんの魅力がある能登半島ですが、今回は七尾市を中心としたコロナ禍の安心をテーマにおすすめを紹介させていただきました。これからの旅の参考にしてみて下さい。

まだまだ大変な状況が続きそうですが、これからも密でない安心な旅の情報を紹介して行きたいと思っています。ではまた！

top写真提供／のと島クラシカタ研究所