ことごとく季節という季節を感じることもないまま、時間だけが過ぎ去ってしまった2020年。外での自然を感じること、季節の行事があるということが、どれだけ生活にメリハリを与えてくれていたことでしょう。その大きさを実感すると共に、おうちの中でそういったものをとり入れることが、日常の中にメリハリを作り、心身の癒しにもなる。そのことに気づいたスタイリストの筆者が、おうち時間におすすめの癒しアイテムをご紹介します。
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生きた緑は、活力を与えてくれる
仕事柄、PCに1日かじりつき!という日も少なくない筆者。そのため眼精疲労が通年の悩みです。意識して外を見ようと思っても、なかなかできず目を休ませられない…。そんな酷使し続けている目の癒しにと、今春に観葉植物を多数お迎えしました。
緑の効果、とくに生きた緑の効果というのはすさまじいもの。生きた植物と接することって、人と接するのとはまた違って理由なく活力を与えてくれるパワーがあるんですよね。
手はかからないといっても、多少の手をかける必要があるからこそ、それがまた生活の中に癒しを与えてくれたりもします。今回お迎えしたのは、すべて小型ですが、いずれ大型も迎え入れたいなあと思っています。
香りが季節を教えてくれる
新型コロナウイルスに感染すると、嗅覚に異常が見られるということを聞いてからというものの、嗅覚の変化をわかりやすくするために、ルームディフューザーを家の随所に置くようにしています。
いろいろと置いてみてわかったことは、香りは季節を感じることができる、ひとつの手段にもなるということ。そう実感してからというものの、自分のなかの定番の香りだけでなく、その時々しか楽しめない季節ごとの香りも部屋に置くように。あと少しで本格的な春がやってくるこの時期には、今春限定販売の桜の香り「ランドリン ルームディフューザー サクラチェリーブロッサム」を洗面台に置いています。
1日の中でも行き来する回数が多い洗面台。ここに季節を感じる香りを漂わせることで、日常にメリハリを与えてくれます。季節が変わるたびにそのときどきしか楽しめない香りを楽しむことは、旬の食べ物を頂く感覚に似ていますね。
使いたくなる食器は、癒しとワクワク感を与えてくれる
ふだんは使わず来客用にとっておくブランド食器の数々を、昨年すべて処分しました。もちろんまだまだ使える美品だったのですが、そろえたときから10数年経ち、家族が増えたことで数が足りなかったり、好みも変わって全然使いたいと思わなかったんです。その勢いのまま、ふだん用の食器まで処分してしまったわけですが、結果は大正解! 代わりに、フランフランで食器を新調したら、これがもう爽快なんです。いつもの紅茶やいつものパンケーキが新鮮に感じられるので、食べるだけでなく作って盛りつけることも気分が上がります。
食器の断捨離も洋服と同じで、機能としては使えても心に癒しやワクワク感を与えてくれなくなったものは寿命なんだなと感じさせられました。
いつ、どんなときでも“楽しむ”心を持ち続けることは、結果として自分を癒すことになります。ぜひおうち時間に癒しをとり入れて楽しみましょう!