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モネの家、オランジュリー美術館、ベルサイユ宮殿…フランスの人気スポットが楽しめる、バーチャルツアー!
新型コロナウイルスの影響により、まだ海外との行き来がままらない状態が続いています。きっと、旅好き、とくに海外旅行が好きな人にとっては、心置きなく楽しめるようになる日がとても待ち遠しいと思います。
でも、こんな時代だからこそ生まれたサービスがあります。フランスで今人気のオンラインのVR(バーチャル・リアリティー)ツアーです。
Contents 目次
フランス国内の観光客に人気のあった文化施設が、次々とVR(バーチャル・リアリティー)を使った新しいメディアを創作し、公開し始めています。
今回は、おうちにいながら無料で楽しめる、フランスの人気観光スポットを3つほどピックアップしてみました!
① ジベルニーのモネの家(Fondation Claude Monet)オフィシャルVRツアー
公式URL:https://fondation-monet.com/visite-virtuelle/
パリから約1時間の距離にある小さな村、ジベルニーに家を購入し、自ら色とりどりの花が咲く庭と睡蓮の咲く池を作った印象派の巨匠、クロード・モネ。晩年に制作した睡蓮のシリーズは、ここで描かれました。夏に花ひらく睡蓮ほか、春から秋まで色とりどりの花が咲き誇る庭がお目当ての人も多いのですが、このモネの住んでいた家も見ごたえがあります。
公式サイトのVR(バチャル・リアリティー)ツアーでは、浮世絵コレクションがところ狭しと飾られている様子や、ブルーを基調にしたキッチン、黄色いダイニングルームなど、モネを彷彿とさせる色彩センスあふれる内装なども堪能できます。
② オランジュリー美術館(Musée de l’ Orangerie)
公式URL:https://www.musee-orangerie.fr/fr/article/visite-virtuelle-des-nympheas
印象派のファンならはずせない、オランジュリー美術館。鑑賞のメインは、モネがジベルニーの庭(①で紹介した家)で、1915年から1926年に描いた睡蓮の連大作です。ゆるやかにカーブする特別展示室の壁一面に展示されていますが、Google Arts & Culture(グーグル・アーツ&カルチャー)上のVRツアーで鑑賞できます。
第一室では、「日没(Soleil couchant)」、「雲(Les Nuages)」、「緑の反映(Reflets verts)」、「朝(Matin)」の4枚を、第二室では「樹木の反映(Reflets d’arbres)」、「朝の柳(Le Matin aux saules)」、「二本の柳(Les Deux Saules)」、「明るい朝の柳(Le Matin clair aux saules)」の8枚を鑑賞できます。一度は美術の教科書や雑誌、テレビなどで見たことがあるかもしれない名作を、ぜひVRツアーで!
③ バイユーのタピスリー(Tapisserie de Bayeux)公式パノラマ展示室
公式URL:https://www.bayeuxmuseum.com/la-tapisserie-de-bayeux/decouvrir-la-tapisserie-de-bayeux/explorer-la-tapisserie-de-bayeux-en-ligne/
11世紀に制作されたとされるノルマン・コンクエストの歴史が綴られたタピスリー・ド・バイユーは、ノルマンディー地方バイユーに保管されています。約70m、幅70cmのリネン生地に、自然素材で染められた毛糸で細かく刺繍された、いわば歴史絵巻。
ハロルド二世がイングランド王継承をノルマンディー公ギヨーム二世に約束した場面から始まります。その後、馬を含む軍隊を率いてドーバー海峡を渡り、ヘイスティングスの戦い(1066年)によって征服王となるまでの物語が、生き生きと描かれています。中世時代の戦いや生活の様子を知る「ユネスコ世界の記憶」のひとつを、自宅でじっくり鑑賞しながら当時のフランスに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ほかにもべルサイユ宮殿の公式VRゲーム『The Palace is Yours 宮殿はあなたのもの』や『Vivez Versailles べルサイユ体験してください』など、VRをとり入れたフランスを堪能できるサービスがあります。
それでは、フランスの魅力を堪能できるVRへ行ってらっしゃいませ~!
写真・文/Tomoko FREDERIX(知子・フレデリックス)