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日本でも受講可能! イタリアの名門料理ガイドを発行する出版社が食とワインを学べるオンライン大学を開校
イタリアのレストランとワインのガイドブックの最高峰『ガンベロ・ロッソ』。ガイドブック名と同じガンベロ・ロッソ出版社が発行するワインガイドは日本語版も出版されています。レストランガイドはフォークの数で、ワインガイドはグラスの数で評価が与えられ、イタリアではミシュランに並ぶ、レストランやワイン選びのバイブル的存在です。
そんな『ガンベロ・ロッソ』が、ローマにあるメルカトルム大学や関係企業とのコラボにより、食やワイン、サービスなど飲食・観光業界の分野で、業界初のEラーニングによる「ガンベロ・ロッソ大学(Gambero Rosso University)」をスタートしました!
Contents 目次
ガンベロ・ロッソ大学の各コースでは、飲食、観光業界に必要なことを学ぶことができます。主に、社会学、法律、経営、経済、コミュニケーションなど。ほかにも、デジタル通信からサステナビリティ管理、食品テクノロジーに至るまで、現代にマッチした内容も盛り込まれています。
各コースとも、愛好者を対象にしたものもありますが、多くはこの業界で活動したいと考えている人、またはすでに活躍している人がスキルアップをするための内容になっています。
3年間の学位コースと修士号は、イタリア教育・大学・研究省(MIUR)が認めたものして通用するそうです。
講義はすべてオンラインで行われるため、イタリア在住でなくても入学が可能。
さて、気になる授業内容についてですが、3年間の学位コースでは「言語とマーケット」、「観光学」、「経営管理」、「フードとサービスと地域」という4つのコースが、また2年間の専門コースでは「経済発展における国際関係」、「マネージメント」が学べます。授業料は年間2000€(約26万円※2021年4月現在、1ユーロ=約130円)。
さらに卒業後のマスターコースとして、「食品およびワインの輸出管理」、「農業と食品ツーリズム:地理と食品に関する政策」のコースもあり、こちらも授業料は年間2000€となっています。
また、卒業資格とは別に、知識を深めるための上級コースでは、「生産者から輸出までの食品とワインのサプライチェーン」、「食品とワイン事業のサステナブル経営」、「飲食業の計画と経営」、「フード&ワインツーリズムの戦略と経営」といった750時間のコースがあり、授業料はそれぞれ500€(約6万5000円)となっています。
美食大国イタリアの専門家たちから、特に食とワインを学べるのはとっても貴重な機会です。
コロナ禍で海外への渡航が難しい日々が続いていますが、イタリアの文化にふれたい方、イタリアが好きな方は、ぜひ受講してみてくださいね!
■ガンベロ・ロッソ大学(Gambero Rosso University)
https://www.gamberorossouniversity.it
文/田中美樹 写真提供/Gambero Rosso University