「眠りたいのに眠れない」「心配ごとや考えごとが頭の中をぐるぐる回り、なかなか寝つけない」こんな経験はありませんか？　こういうときって、「寝ないといけない！」と思えば思うほど、目がさえていってしまいますよね。読書や飲みもの、姿勢や呼吸法などいろいろ試してきた中で、私が個人的にいちばん効果を感じたのが編みもの。昔から不器用で裁縫や刺しゅうなどの細かい作業は苦手だったのですが、寝つきが悪いという話を妹にしたところ、「編みものやってみたら？」とおすすめされたのです。

とはいえ、編みものはまったくの初心者。いきなり難しいものを作ろうとしたら、それこそ目がさえて眠れなくなりそうなので、まずは簡単なコースターを作ってみることにしました。調べていくと、編みものに必要な基本の道具として「毛糸」と「編み針」があるようです。また、「とじ針」もあると便利とのことだったので買いました。どれも100円ショップで手に入るため、編みもの自体、趣味としてはとても始めやすいのかなと思います。

また、編みものとひと口に言ってもいろいろな編み方があるようで、２本または数本の棒状の針を使う「棒針編み」や、１本の針だけで作る「かぎ針編み」、ほかにもさまざまな種類があるようです。
私がチョイスしたのは、「かぎ針編み」。かぎ針編みは、かぎ爪のある棒状のかぎ針を１本使って、糸をひっかけながら編んでいく方法。さっそく、動画投稿サイトにのっているかぎ針編みのやり方を見ながら数分練習すると、あっという間にコースターが完成！　途中で糸をひっかける場所を間違えたりからまったりして何度がやり直しましたが、なんとか形にはなりました…。かぎ針編みなら使う糸も少なく比較的短時間でできるので、初心者のわたしにはぴったりだったようです。

ちなみに、こちらがいちばん最初に作ったコースター。ふだん編みものをしている人から見ればとてもじょうずとは言えない出来栄えですが、とりあえずコースターの役目は果たしてくれています…。（さっそく飼い猫のオモチャになってしまい、角がボロボロです）

というわけで、最近は寝る前に編みものをしているのですが、これがなかなかいいのです。編みものはひたすら同じことをくり返して行う単純作業なので、頭を使うことなく集中することができます。単調なリズムをくり返していると、だんだんと心配ごとや考えごとが頭の中から消えて空っぽになる感じがします。個人的には編みものを始めてから、今までよりも寝つきがよくなった気がします。

もちろん就寝前だけでなく、ちょっとしたスキマ時間やリラックスタイムに行うのもいいですし、新しい趣味を探しているという人にはとてもおすすめ！
これからも編みものをしばらく続けてみて、ちょっとずつ上達していけたらいいなと思っています（編集M）

週末よもやまとは…週末夜のリラックスタイムにFYTTE編集部員がお届けするダイエット・美容・健康小ネタなどのコラムです。