疲れてなーんにもしたくない! そんな人でも必ず受け入れられる究極のリラックス本に出合いました。なぜこの本でリラックス!?と思った人もいるかもしれませんが、見てみてください! まさに本を見ているだけで、幸せな気持ちになる不思議な一冊なのです。
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師走、年末、あと何日で仕事納め…
この時期は本当に毎日忙しく、追い込まれる日々。毎年のことなのですが、それでも「今年は本当にピンチ!」と思ってしまうほど。とにかく慌ただしく、落ち着かない生活を送っています。
ほんの少しの時間でも、仕事から頭を切り替えようと思うのですが、心配事が多すぎて、なかなかそれも、うまくいきません。ふだん私は、ストレス解消にドラマを観るのですが、それもある程度まとまった時間がないと無理な話。
そんなとき、一冊の本をいただきました。『田中智のミニチュアセレクション』(学研プラス)。田中智さん、ご存じの方も多いかもしれませんね。その名の通り、食べ物や雑貨など身の回りのものをものの見事にミニチュアで作ってしまう作家さんです。そう、ここに写っているものは、みんなミニチュアなんです。本の表紙のおいしそうなハンバーガーもチーズの盛り合わせも。本物さながら、とってもおいしそうに作られているだけでも驚きなのに、これがミニチュアというからさらに驚きます! 本の表紙にある、トマトチーズバーガーは直径8mmです。そう、なんと「8mm」しかないんです!!! それってもう手の指の爪ぐらいの大きさ、いや今近づけてみたら、爪より小さい! 驚異的です!
ちなみにこちらも、なんともおいしそうなおでん。ぐつぐつ煮えている感じ、さまざまなおでんの種が並んでいる感じ、すごいですよね(わきにある、フタの水滴がまたリアル!)。写真だと一見本物に見えるくらいの再現性なのですが、それがさらにミニチュアというから、二重でびっくりするわけです。こちらのおでん、1ケースが持ち手含めて幅40mm、奥行き22mm、高さ5mm、ということはおでん種のひとつの大きさといったら…! これらをぜ~んぶ手作りするのですから、その精巧さたるや、想像を絶する世界です。到底、私には絶対無理(当たり前ですが)。
食べ物のほかには、このような雑貨類もあります。このお鍋も、美しいですよね。食べ物を作ることが多い田中さんが、食べ物を入れる器やお鍋もいいものにしたい、と考えたら、こちら方面にも力が入ってきたのだといいます。本当にものすごいこだわりの人ですね。
さて、ここまで読んで、どうしてストレス解消になるの?と思った方もいるでしょうか。むしろ、これを自分で作るとしたら…?なんて考えたら、手先が器用でない私にとってはものすごいストレスではあります(笑)。しかし、もちろん作れるなんて考えもしないので、とにかくこれを「おいしそう~」「え、これがえーと、3ミリ? すごい!」などと実際の大きさを考えながら見ていると、このミニチュアの写真の世界にどんどんハマっていくんです。写真を眺めているだけで、不思議とかなり没頭できるんです。そうして楽しくページをめくっていると、本当にいいストレス解消になります。短い時間でも、頭がすっきりし、脳内がハッピーになってきます。
本書にはまだまだ、おいしそうな食べ物や、かわいい雑貨類などが盛りだくさん。驚くべき再現性と精密さで表現されていますので、ぜひ実際手にとって、眺めてみてほしいです。楽しく、美しい世界が広がっていますよ。
(編集長ホボ)
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FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。