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工事を頼むかDIYで対処するか……迷った末の内窓DIYで室内の温度はどうなった?! #Omezaトーク

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仕事部屋が寒い…。外気温に大きく影響を受ける部屋でのテレワークにやりにくさを感じている方は多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。窓を二重にすると、かなりの防寒になるらしいという情報を得てからも、その方法について工事を外注しようかDIYで簡易窓を取りつけようかと迷い、長い間、寒さをごまかしてきましたが、今度こそ!と、DIYで内窓を取りつけてみました。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

私がふだん働いている部屋は北北西向きです。電気ストーブは空気が乾燥するのでオイルヒーターを使っているのですが、温まり方がマイルドで、底冷えは底冷えのまま。とにかく窓からの冷気が強烈なので、窓際に置いたオイルヒーターひとつでは太刀打ちできないのが実情です。じつは私は、実家があるマンションと同じ棟にある別の部屋に住んでおり、この「北北西向きの部屋」に当たるスペースを、実家では“寒い部屋”と呼んでいたので、“この部屋が寒いのはどうしようもないことなんだよね”とあきらめてもいました。

カーテンと窓の間に結露防止用のクッションを置いて防寒していました
カーテンと窓の間に結露防止用のクッションを置いて防寒していました

そんなとき、窓を二重にする(内窓をつける)と、かなりの防寒になるらしいという情報を得ました。「いや、もうあの“寒い部屋”は、壁から放つ空気が寒いからさ~、二重窓にしたところで寒さなんか、やわらがないよ」と、どんな極寒の地に住んでいるんだというような思いが心の中に浮かんだものの、実際に部屋の壁と窓に手を当ててみると、窓からの冷気のほうがはるかに強烈。そりゃそうですよね。そこで、やるだけやってみようと思いました。そこそこ予算はかかりますが、私にとっての大事なオフィスですから。

部屋の窓は、壁にはめ込まれているタイプです。必要なサイズは幅が約1500mm、高さが約1200mm。この大きさではリフォームの業者さんに頼むと工事の費用が5万円台になりそうでした(地域によっては助成金が出るところもあるようですし、業者さんによっても金額は変わってくると思います)。マンションの管理人さんに尋ねると、施工は可能だが、2週間前くらいに管理センターへ報告が必要とのことでした。

外注で施工してもらえれば、まず仕上がりが美しいですし、防音・防寒の効果もきっちり得られそう。失敗して投げ出し中途半端になることもなければ、経年劣化によって内窓自体がゴミになるという事態も避けられるでしょう。エコである点はポイントが高いです。
ただやはり、お値段は高いですし、管理センターに報告して、施工当日はマンションの敷地内の来客用駐車場を確保して…など、手続きを考えるとついついそれだけでおっくうに。

もうひとつの手段はDIYです。こちらはすべてプラスチック素材ですので、プラ削減を目指す私としては、悩まざるを得ませんでした。
ただ、防寒の効果は期待できそうですし、結露も防止できそう、取りつける部屋は日当たりが悪いため直射日光で面材が短期間で劣化する可能性も低そうです。タイルが軽くて扱いやすい、自分の都合のいい時間に作ることができる、1万円前後というお値段も魅力でした。

この手軽さに惹かれ……

DIYで作る「簡易内窓キット」を購入。面材と窓レール、窓フレームになる材料が届きました。

面材画像
窓になる面材(しかるべき大きさに切ってからフィルムをはがして使います)。内窓作成中は、なぜかずっと飼い猫に見守られ続けました
フレーム画像
フレームや窓枠になる部材。上のほうにある緑色の棒が、部材を切るための金鋸です

同じメーカーの材料でも、サイトによってかなり値段が異なります。また、みなさん寒い時期に作りたくなるようで、特に人気の色は冬場は品薄になるのかなという印象を受けました。私自身が探したときは、同じ商品でも、到着するのが5月を過ぎるというサイトの値段が最安値、すぐに届くサイトの値段は最高値、2週間後に届くというサイトの値段は最安値寄りの中間的な値段だったので、「2週間後」に届くものを選びました。
ですので、もし次の冬に備えて作りたいと思う方は、これからの時期に購入するのが狙い目かもしれません。

これらの部品・部材に加えて必要なのは、静電気を防止するクリーナー。金鋸で部材を切る際も、面材そのものも、かなりの静電気が発生し、細かい切りくずなどを部材や面材が吸い寄せます。私は衣類などの静電気防止スプレーで代用しました(正解かどうかはわかりません)。

DIYで作る内窓は、ずばり、根気が要ります。行うことは単純で、
1,内窓を取り付ける位置を決め
2,窓枠の内側を採寸し
3,部材を切って窓のレールを両面テープで貼り付け
4,面材を窓のサイズにカットして
5,フレームのサイズにカットした部材を面材にはめこんで
6,レールにセットして完了。

なのですけれどね、窓のレールは上下左右の4本必要ですし、面材は2枚カットしなくてはならないですし、面材に取り付けるフレームは上下左右の4本×2枚分必要。部材を切れば、プラスチックの細かい切りくずが出て、これを猫や子どもが吸ってはイヤだと1本切るごとに掃除機をかけました。うっかりサイズを間違えて短めに部材をカットしてしまい、「きゃ~!」と言いながらさりげなく継ぎ足したところも(あきらめないことが肝心!)。

一気にすべてやり終えるパワーに自信がない私は、1日目は窓枠のカットとレールの貼りつけで終了。2日目は面材カットで終了…と何度かに分けて作業を行いました。空き時間にちょこちょこやったので、足かけ10日間くらいかかってしまったような。でき栄えも、やはりプロとは違います。タテのフレームと横のフレームの間が少し空いているところもありますし、窓枠に内窓をはめようとして入らず、微調整した箇所もあります。

窓画像

それでもこの部屋は、ふだん訪問客を通すわけでもなし、自分が目をつぶれる範囲での、でき栄えの甘さなので問題はありません。重要なのは「防寒」機能です。
三寒四温とはよく言ったもので、3月に入ってからも肌寒い日がありますよね。たとえばある日の気温です。

内窓なしの室内温度は「14℃」。
内窓ありの室内温度は………?

温度計を置いて、30分後に「17℃」になっていました。これは、合格点ではないでしょうか。実際、内窓を取りつけてからヒーターをつける回数がぐっと減りました。手間はかかるけれど、集中して作業している時間は心地よくもあります。「1万円前後」という出費は、途中で投げ出すには高額なので、やる気も出ます。手をかけるか、プロに任せるか、一長一短はありますが、とにかく自分で考えて、部屋のうすら寒さを何とかできた!という達成感に満足している今日この頃です(笑)。(編集 まりりん)

Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。

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