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ムリもストレスもなし! 元ダメダメ主婦のインスタグラマーkayokoさんの暮らしを整える「片付けない片付け」とは?

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整理整頓

元は料理が苦手で部屋も散らかっていたというインスタグラマーkayokoさん。そんなkayokoさんの人生を変えた、ムリをしない、ストレスもない“片づけない”片づけ。今は家のなかが整い暮らしやすくなったことで、家庭も円満、生活が一変しました。キッチンもスッキリとし料理の腕も上がったそうです。今回は、kayokoさんの『暮らしが整う「片付けない」片付け』からお伝えしていきましょう。

監修 : Kayoko

インスタグラマー。整理収納アドバイザー。住宅収納スペシャリスト。自身の家の新築を機に「家づくり」「家事」についてのインスタグラムを開始。現在は11万人以上のフォロワーがいる人気インスタグラマーである。家の細やかな手入れや布団生活、家事の効率化、習慣化の投稿が人気を集めている。無理なく、最小限の努力で、ストレスなく、のびやかに、心地よく家族が生活できる「整った暮らし方」が多くの人の共感を呼んでいる。

Contents 目次

整理収納との出合いで人生が豊かに

今でこそ整理収納アドバイザーとして活動するkayokoさんですが、ほんの数年前まで「暮らしを整えたい」とも「片付けたい」と思っていなかったといいます。

「大学生になって一人暮らしを始めて以来、部屋はモノであふれて足の踏み場もなく、結婚して子どもが生まれても家のなかがぐちゃぐちゃという状態でした」(kayokoさん)

そんな「暮らしが整う」とは無縁だったkayokoさんですが、きっかけとなったのはマイホームの新築。家の設備やインテリアを考えるなかで、ふと目についたのが“整理収納”という言葉でした。

「暮らしやすい家は立派な設備があるからじゃない。むしろ邪魔なモノがないということに気づきました。それから整理収納を学び、実践していくうちに私自身、家のなかがどんどん整って暮らしやすくなり、どんなときでも“ラクにきれい”を保てるようになりました」

暮らしが整うと毎日がどんどん楽しくなり、家庭も円満に。人生まで豊かになっていきました。

「まず家が大好きになり、育児が楽しめるようになりました。あんなに面倒でたまらなかった料理でさえ、先生について習うほど、意欲的に取り組んでいます。 超ネガティブだった私が、コーチングの勉強や時間マネージメントコーチの資格まで次々にやりたいことを実現。今、生まれて初めて“自分の人生を生きている”という実感がもてています」

暮らしにくさをひとつずつキャッチする

片付けに困る男性

整理収納は余計なモノを処分して、使っているモノだけをもつ。それぞれの定位置を決めて収納する。あとは日々、使ったら元に戻す、というのが基本の考え方です。

「整理収納ができる人とできない人、それは整えようと思うきっかけをキャッチできるかどうかの違いだと考えています。多くの場合、そのきっかけの正体は〝暮らしにくさ〟です。日々の生活のなかで少しでも、いらっとしたり、なんとなく引っかかったり、もやっとしたり、嫌だと感じること。そうした小さなことをひとつずつキャッチして整えていくと暮らしは格段に変わるんです」

ふだんの生活ではスルーしてしまっている「暮らしにくさ」。それに気づくことから始まります。

「私も以前は家がごちゃごちゃしていることが嫌だとか、クローゼットを開けるためにモノをどかすのが面倒だとか、そういうことは当たり前だと思って無視していました。思い当たる些細なイライラやモヤモヤをどんどん拾ってください。それがあなたの“暮らしにくさ”です」

整理収納、どこから始める?

片付いたキッチン

ありふれた日常の本当にささいなことをひとつひとつ心地よいものに変えていく。面倒なことを止めるためにどうしたらいいかを考えて工夫していく。快適な生活はそこから始まります。

「整理収納をオセロゲームだとすると、私にとって1つ目の白はキッチンリセットでした。Instagramで“調理台の上とシンクのなかを何もない状態に片づける”というのが流行っていて、ちょっと試してみたんです。やってみたらスッキリしました。少しでも“気持ちいい”を感じることができたら、そこから“心地よい”“暮らしやすい”を増やすのは意外と簡単です。少しずつ少しずつ心地よさを広げていきましょう」

整理収納を始めるのにオススメは毎日使うところ。なぜなら効果が実感しやすいからです。

「いきなりキッチン全体は疲れ果ててしまうと思うので、いちばんよく使う引き出しひとつから始めてみてください。冷蔵庫もとりかかるにはよい場所です。食品は賞味期限があるので、使う・使わないが機械的に判断できます。同じ理由で常温の食品ストック棚も手をつけやすい場所です」

逆に最後にしたほうがいいのは、リビング。

「リビングには家族みんなのものが混在しています。たとえ家族でもどんなに小さい子どもでも自分以外のモノは勝手に判断しない、というのは整理収納アドバイザーの心得のひとつです。整理収納は自分のモノから、自分のモノだけ。家族のモノはみんながいるときにひとつひとつ聞きながら行いましょう」

これまでスルーしていた暮らしにくさに気づくことで生活が変わり、無意識的なストレスが軽減します。まずは小さなスペースから整えていきましょう。新生活が始まる時期に向けて、少しずつ暮らしを整えてみませんか。

文/庄司真紀

参考書籍

書影

『暮らしが整う「片付けない」片付け』(アスコム)

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