2023年の干支は「癸卯(みずのとう)」。時代の流れが変わる「終わりと始まり」のちょうど転換期にあたる年で、一日一日の積み重ねや小さいことをコツコツと続けることがツキを呼び込むカギになるそう。そんな2023年の運気の波を乗りこなし、新しい時代をハッピーに過ごすには―? 開運のカリスマ、占術研究家の水晶玉子先生監修『開運・和暦ダイアリー2023』をもとに、“玉子流開運の秘訣”を教えていただきました!
Contents 目次
新しい芽吹きの年。小さな積み重ねがカギ!
コロナ禍の2020年から時代の大きな転換期が始まり、2022年「壬寅(みずのえとら)」は、水の陽の気をもつ“壬”の世の中を勢いのある“寅”が駆け抜けた年でした。国内外で予期せぬ事件や事故などが起こり、大きく人々の意識や時代の空気が変化。まさに変容して混沌とした海を漂流するような不安を覚えた人も多かったかもしれません。
そして、2023年は「癸卯(みずのとう)」。“卯”は季節の「春」を表し、水の陰の気である“癸”は雨や清流をつかさどります。砕け散ったものを含んだ濁流が少しずつろ過され、雨や清流が混沌とした世の中を洗い流し、新しい芽が息吹くときの準備をする―そんなイメージで、前年より静かな1年になるでしょう。これからの時代の方向性や形も少しずつ見え始めてくる、地道だけど重要な年です。
大きな時代の転換期の中でも「終わりと始まり」が錯綜するタイミングになりそうな2023年は、大きく派手に動くよりも、小さなことをコツコツと積み重ねが力となり、開運につながります。また、物事を静観しつつ、新しい波が来たタイミングでしっかりとその流れをつかめるよう、気持ちと身体を整えることも大切です。ひとりで静かに過ごす時間がカギになってくるので、瞑想をとり入れたり、ふだんから良質な睡眠がとれているのか、これを機に眠る環境を見直してみたりするのもよいかもしれませんね。
運気を味方につけるには?
1年の大きな流れに加え、運気にはバイオリズムがあり毎日変わっていきます。今日はツイてないと思っても、明日はラッキーなことが起こることも。運気の巡りは信号機のようなもので“ゴー&ストップ”がくり返しやってきます。だから、一喜一憂する必要はありません。いま運気が下がっていると感じるのであれば、慌てて動かず、身の回りのことをちょっと見直したりしてみて、逆に一粒万倍日などの運気がよい日に合わせて新しいことを始めたりと、暦や占いを参考にしながら、よい日と悪い日の過ごし方を工夫してみましょう。そうするうちにうまく運気の波に乗り、結果的に運を引き寄せることができます。
また、運気アップには掃除がオススメ。身の回りがキレイだとやる気が出てきますよ。掃除をしたあとは、神社にお参りするのもいいですね。お社で手を合わせると、自分がいま何を望んでいるのか心の内が見えてきます。神社では神頼みではなく“私はこういうふうに過ごします、こんなことを始めます”と宣言し、神様に応援をしてもらうのが正しい参拝法。願い事を神様任せにしてしまわず、自分で努力する意識をもつのもポイントです。
運は人が運んでくる! 思いやりや感謝を大切に
運は人が運んでくれるものなので、自分だけがよければ…と思うのではなく、人が喜ぶことを考えるのも開運の秘訣。ひとりで実行して成功することももちろんありますが、成功はその行動や成果を評価し、認めてくれる人がいて初めて成り立ちます。自分のことだけ考えるのではなく人を大切にすることで、その思いやりや感謝の気持ちが、巡り巡って自分のところにも返ってくると考えましょう。気分が上がって調子がよいときには婚活を始めてみるなど、積極的に人とかかわるとさらに運気が上がりますよ。
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次回は2023年の健康・ダイエット運や金運アップにつながる開運アクションをお伝えします!
参考資料/
『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー 2023』(世界文化社)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418224173/sekaibunkacom-22
水晶玉子先生監修の書き込み式ダイアリー。「大安」「二十四節気」「干支」などの和暦のほか、「一粒万倍日」「天赦日」など運気アップデーなどが網羅された開運カレンダーと「十二支占い」付きで、2023年のあなたの開運をバックアップ!
十二支占いや天中殺の賢い過ごし方などのダイアリーの活用法を、水晶先生が解説するオンライン講座(有料)も2023年1月31日までご視聴可いただけます。
詳細・申し込みはPeatix内セブンアカデミーページ:https://peatix.com/event/3437195/view
水晶玉子
占術研究家。東洋・西洋にとらわれず幅広く占術を研究。その的中率の高さから絶大な人気を誇り、多数の雑誌やWeb、テレビなどで活躍し、宿曜経にインド占星術をとり入れた「オリエンタル占星術」をはじめ、日本古来の暦を駆使した開運メソッドなども提案。著書は『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦』(集英社)、『水晶玉子の運景』(説話社)、『怖いほど運が向いてくる! 四柱推命 決定版』(青春出版社)など。東洋と西洋の占術を組み合わせたオリジナル占術「新◇ペルシャン占星術」も人気。
取材・文/番匠 郁
撮影/伏見早織(世界文化ホールディングス) ヘア&メイク、着付け/瑳峨直美 衣装協力/創作きもの にしお(帯)