東京からのアクセスも便利な千葉県大多喜町。田んぼが広がり高い木々が茂るこの土地には昔ながらの民家も多く、風情があります。今回は、そんな大多喜町にある1日1組限定で泊まれる一棟貸しの古民家へ宿泊してきました。
Contents 目次
築120年の城下町に建つ古民家
宿泊した古民家「和信庵」は、大多喜町のシンボルである大多喜城のすぐそばにあります。
大きな平屋で、最大9名まで宿泊可能。長く広々とした縁側が今の家にはないスペースで素敵でした。
入ってみると太く黒い梁が目に止まります。力強さと歴史を感じますね。冬仕様にコタツも用意されていました。
大きなプロジェクターもあり、会社の研修やお誕生日会などで利用する方もいるそう。
一番奥の部屋には布団が用意されています。和室でみんなで寝るなんて大人になるとなかなかない体験ですよね。
岩風呂と囲炉裏を楽しむ古民家の夜
和信庵には、内風呂のほかに離れに岩風呂もあるということで利用してみました。
50度の設定で入ることができる岩風呂は、冷えた身体を芯から温めてくれます。
今回の旅で、私が一番楽しみにしていたのはこの囲炉裏です。10月から3月までの冬季期間限定で、囲炉裏を使って炉端焼きができます。1回の利用料は3,300円(税込)。
途中、道の駅でお団子を買ってきたので、囲炉裏で焼いて、緑茶を飲みしっぽり。炭火の暖かさは、なんだかホッとします。
古民家の中はエアコンやコタツがあるとはいえ、廊下やトイレなどは少し寒く感じる瞬間も。それは昔ながらの暮らしを感じさせてくれる要因でもあり、それがあるからこそこの囲炉裏の暖かさがとてもありがたく思います。昔の人はこんなふうに囲炉裏の暖かさを感じながら冬を過ごしたのかな、なんて考えるとまた風情があります。
地産の食べ物をいただく古民家での食事
和信庵での食事は、外のお庭でBBQか自炊となります。
台所には、調理家電やIHコンロ、ちょっとした調味料などがありました。
食器やカトラリーもたくさん。
和信庵から近い道の駅「むつざわ つどいの郷」で、食材を購入してきたので今回はこれらを使って自炊することに。食材は全て千葉県産、地元のお野菜や加工品です。
夕食は古民家をイメージして和食に。菜の花が千葉らしいかなと思い、がんもと一緒にお味噌汁にしました。
朝食には千葉県の銘柄豚、芋豚のソーセージをメインに、地元のパン屋さんのパンや、水前寺菜という見慣れない葉野菜をいただきました。
自炊をすると古民家に住んでいるような気持ちになり、それもまた趣がありました。
和信庵は4名で宿泊の場合、平日ですと30,800円(1人あたり7,700円/泊)、休日は38,720円(1人あたり9,680円/泊)で宿泊でき、比較的リーズナブルなので、初めての古民家泊にもよさそう。
今は減りつつある日本らしい家屋でゆるりとした時間を過ごしてはいかがでしょうか。
文/鈴木 彩乃
「旅×キレイ」がテーマのWEBマガジン【キレイノート 】
日本国内はもちろん世界中の旬な美容情報や
各界で活躍する著名人のキレイの秘訣など、
ワクワクするキレイ情報を毎日お届けしています✨
オトナ女性の毎日に楽しさとトキメキを。KIREI NOTE