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4年間で6匹とのお別れ…ハムスター飼いのわたしが向き合う「ペットロス」と乗り越え方 #Omezaトーク
ペットを飼っていると、いつかは訪れるお別れのとき。“ペットロス”という言葉があるように、いざその状況になると悲しみや喪失感、やるせなさなどで胸がいっぱいになってしまうものです。人それぞれ向き合い方、乗り越え方はちがうものでもありますが、今回はハムスターといっしょに暮している自分の経験談をお話ししたいと思います!
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わが家では、コロナ禍を機に自宅にいる時間が増えたタイミングでハムスターを飼い始めました。2020年からなので、今からちょうど4年前ですね。わたしが6~7歳の頃にもハムスター3匹の飼育経験があるのですが、この4年の間で8匹のハムスターちゃんをお迎えしているので、コンスタントに出会いと別れがある…というのは初めての状況です。
厳密に言うと種類によるちがいもあるのですが、ハムスターの寿命は平均して2年程度と言われることが多いように思います。SNSでは3年以上生きる長寿ハムちゃんなんかも見かけたりするので、個体差のほか育てる環境の差異もあるのでしょう。しかし、わが家では2年生きることが叶わなかったハムスターちゃんのほうが多いのです。
愛情を持って接しているし自負もある、なにか異変があれば動物病院に連れて行って相談している。それでも、「もっと長く元気でいさせてあげたかった、そうさせてあげられなかった」という自責の念は必ず感じます。悪性の腫瘍ができてしまった子、お腹に膿がたまってしまった子、手術する・しないの選択が本当に正しかったのか? 100%納得の答えを出せることはありません。
そしてなにより、わが子同然に愛情を注いできた存在が突然いなくなってしまう喪失感が大きい。心にぽっかりと穴が空くというのはこれを指すのだと実感します。
ただ、そんななかでも日常は当たり前にやってくるものです。悲しみを忘れることも消し去ることもできないけれど、自分なりにペットロスを受け入れ、乗り越えるための方法がなんとなく確立されてきました。
●ペットの写真からオリジナルグッズを作り、存在を身近に置いておく
●ムリに考えないようにはせず、自分の気が済むまで自宅の中で亡きペットに語りかける
●新しい子を迎えるという選択肢に罪悪感を持たない。でもムリに迎えようとはしない
わたしの場合は、この3つがペットロス解消法としてとても大きいです!
じつは5月にもとても悲しいお別れがあり、今もまだ若干ペットロス状態ではあるのですが、亡くなったハムちゃんの写真でスマホケースを作ってみたり、もともと作っていたアクリルキーホルダーを遠出の際にはお守り代わりにいっしょに連れて行ったりして、今でも存在を近くに感じられるようにしています。
そして、毎日母と「けろちゃん(故ハムの名前)かわいかったね、またうちの子に戻ってきてほしいね」なんて話しをしながら、49日を過ぎたら新しい家族を迎えるかどうかの相談をしたり。
ペットロスは当事者や経験者しかわからないものがあると思うんです。実際に自分もハムスターちゃんを大人になって飼うまでは、本当の意味でペットロスを理解できたことはなかったように感じるので。いっしょに飼っている家族やパートナー、もしくは、SNSなどで知り合った同じ境遇の仲間に話を聞いてもらうこともひとつ気持ちを整理するための手段になるのかなと思っています。
「もっと長く生きさせてあげたかった」という自責の念については、愛情を持って接してきた過去の自分を振り返ります。「絶対に幸せにしてあげる!」という気持ちで毎日お世話をしていた自分の行いはウソをつかないはず。ペットは言葉を話しませんからなにを考えているか、なにも考えていなかったかそれもわかりませんが、わたしは「今までありがとね! バイビー!」とメソメソする飼い主を背に、明るくお空に旅立っていくわが子の姿を思い浮かべるのです(笑)。悲しいし寂しいけれど、「いっしょにいられて幸せだった! ありがとう!」とこちらも元気な姿を見せてあげたくなります。
これがわたしなりのペットロスとの向き合い方・乗り越え方なのですが、もちろん人それぞれ心の形もちがえば思い出もちがうでしょう。10人いたら10通りの向き合い方があってよいものだと思うんです。ただ、こんな人もいるんだな、と少しでも参考にしてもらえることがあればうれしいなと思います! 最近、世に存在するさまざまな動物たちがかわいく見えて仕方がありません。これからの人生で、またいろいろな子との出会いを楽しみにしていますし、そのたびにたくさん泣いてたくさん感謝して、幸せなお別れができればなと思っています。(編集nano)
Omezaトークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。