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「魔法の片付けしつもん術」で家族みんなが健康&幸せに!【片付けに関する疑問Q&A】

前回に続き、オンライン片付け専門家の伊藤かすみさんに、家の片付けについて伺います。今回は「片付けることによって体と心も健康になる」がテーマ。家族と一緒に住む家の片付けの仕方でよくあるお悩みについてご回答いただきました。
Contents 目次
Q:この場所(orもの)の片付けをおろそかにすると健康に響く可能性がある…など、健康を意識した際に特に意識して片付けたほうがいい場所やものはありますか? またそれはどのように片付けるとよいでしょうか。
A:冷蔵庫の片付けがとくに重要です
冷蔵庫は片付いていないと腐ったものを食べたり、また、無意識に食材を溜め込むため、食に関しても意識しない暮らしとなります。まずは冷蔵庫にあるものを把握すること、冷蔵庫の中でも定位置を決めること、賞味期限が切れそうなものはまとめてわかるようにする仕組みなどが必要です。また、片付けることでストレスが減り、ムダ食いも減りますよ。
Q:在宅介護や育児中など自分の時間がとれないときに、心と体の余裕をとり戻すためにしたほうがいい片付けや、セルフケアがあれば教えてください。
A:玄関周り、リビングや介護の部屋周りの片付けをしておくとよいでしょう
介護中は介護士の方など外部の人の出入りがあると思いますので、玄関周り、リビングや介護の部屋周りの片付けをしておくと、受け入れる時も心に余裕ができます。また介護しやすくなったり、自分が不在にしたりしても親戚や家族がサポートできる環境を作れるでしょう。
育児中も同様です。その片付けができてくると時間もできてきますので、その時間で、エステやカフェに行くなど、疲れた体のケア、自分ひとりの時間を持つことで体とメンタル面のケアが行われます。実際に私の受講生で24時間ご主人の介護をしていた方が、片付いたことで自己肯定感も上がり、友人と会いに外出できるようになり、元気になられました。
Q:「家を片付けることで家族みんなの健康にもつながった」というエピソードがあれば教えてください
A:体と心の健康につながった事例はたくさんあります!
受講生から「冷蔵庫やキッチンが片付いた段階で料理をするのが楽しくなって、外食やお惣菜が減り健康的な食生活になりました。片付いてできた時間で栄養睡眠の学びも加わったので、さらに体重も減り、家族が風邪など引かなくなりました」というお声をいただいたことがあります。ほかにも、子どもの片付けをサポートしたことで、子どもが明るくなって外によく出かけるようになった…などたくさんのお声をいただいています。
Q:捨てることに強い抵抗がある高齢の親世代。例えば実家の片付けに行った際に、親の健康に関する面でとくに片付けたほうがいい場所やものはありますでしょうか。
A:ケガや、薬に関するものに注意
薬を間違って飲まない、飲み忘れを防ぐようにできる片付けや仕組み作りが大切です。また、転んでしまうことで寝たきりになり認知症になることもあるので、床にものがないようにする片付けがまずは必要ですね。
Q:やせたい人、ボディメイクしたい人がまず片付けたほうがいい場所やものはありますか。
A:冷蔵庫や食品置き場、リビングから片付けを
食を整えるという意味で冷蔵庫や食品置き場の片付けは大事。また、家でヨガや運動ができる場所を作るためにリビングや自分の部屋を片付けることが必要ですね。
3回に渡ってお届けした、伊藤かすみさんによる「魔法の片付けしつもん術」。家族みんなで気持ちよく片付けることで、部屋が整うだけでなく、心も体もすっきり健康になることがわかりましたね。そのためにも大切なのが「しつもん」です。今日から始める「魔法の片付けしつもん術」で、心地よい住まいと家族みんなの笑顔を手に入れましょう。
参考書籍:『自然と家族が整理しはじめる、魔法の片付けしつもん術』(ぱる出版)
著者/伊藤かすみ
オンライン片付け専門家。広島県福山市出身で、現在は東京と広島のデュアルライフを送る。住宅会社で20年間インテリアコーディネーターとして勤務した後、資格取得をきっかけに片付けの仕事をスタートする。セミナーやサポートの受講者数は延べ1千名。メールマガジンは2万4千人を超える読者がいる。片付け事業の売り上げは年商2億円。著書に『一生散らからない!飾るだけ片付け術 』(ぱる出版)、『自然と家族が整理しはじめる、魔法の片付けしつもん術』(ぱる出版)がある。