部屋がキレイだとダイエットに対する気持ちもアップし、美しい生活を送れるようになっていきます。ダイエットで成果を出すならまずは、部屋をキレイにしましょう。さて、「色の力で身も心もすべて整える」第5回目では、色彩講師・パーソナルファッションアナリストの結貴耀子さんに「食欲を抑えて排泄を促す部屋」をテーマにダイニングカラーとトイレカラーの部屋づくりを教えていただきました。
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「インテリアdeダイエット」とは?
色は視覚を刺激して脳にさまざまな影響を与えます。集中力を高めたり、食欲を抑えたり、ストレスを軽減したり、気持ちを明るくしてくれたりします。これは、受け取る色と脳の部位には密接な関係があり、全身のあらゆる部分を変化させ、影響を与えます。個人差や状況にもよりますが、“色”により活性化される脳の部位が変わるからです。
今回の提案は、この視覚効果をインテリアと組み合わせてやせやすい空間をつくるという理論です。それに加えて、家の中の空間をよりよい状態に導き、運気を築いていく「気」の力を利用した風水の環境学の考えを取り入れています。
食欲を抑えて排泄を促す部屋の提案
ダイニングカラー
ダイニングでは少し気分を変えて、大人の食卓を演出できるカラーコーディネートをご提案します。
ここでは、食欲をコントロールするホルモンを出す工夫や満足度を上げる工夫が必要になります。
例えば、食事の満足度は、味については1割未満で空間や食器による影響は9割以上を占めていると言われていることから、色の使い方や盛りつけの工夫は大事な要素となります。
まずは、避ける色から紹介します。
[ブラック]……本来は、色の引き締め役でもあり高級感を出せるブラックですが、ダイエットの場合には自分を否定するわりには現状を変えられず、また代謝も上がりにくいため、あまりおすすめではありません。
[ゴールド]……ポッチャリ体型を自己肯定し過ぎてしまうのがゴールドです。
[ブラウン]……食欲が進みやすいわりには便秘がちになるブラウンもダイエットには不向きです。
[グレー]……中途半端な状況をつくったり、気力がわきにくくなるグレーも避けたい色です。
[ブルー]……食欲を抑える反面、スローモードで栄養を燃焼せずに蓄えてしまいがちなブルーも避けましょう。
次におすすめな色です。
[ガーネット・ザクロ色]……まず最初はガンバる力とエネルギー代謝を上げ、女性的な体をつくるレッドに、美しくやせるために食欲をセーブするパープルを少しだけ足したイメージのガーネットやザクロ色を選びます。
[クリーム]……消化の働きを助けて明るい気持ちでいられるクリーム色。ホワイトとイエローを一緒に使っても同じような効果が得られます。
コーディネート例では、クリーム色のテーブルクロスにグリーンのランチョンマットとガーネットのお箸、中央にイエローの水仙とホワイトのカラーをクリスタルなフラワーベースに飾ると涼しげです。また、必然的にグリーンも加わり、バランスのよい大人の空間が完成します。せっかく飾るのですから、少しでも理想のイメージに近づけるように、すらっとした姿のお花を選ぶとさらにダイエット効果がアップします。
[おすすめカラーのまとめ]
小物(食器、箸置き、花瓶、ランチョンマットなど):ガーネット色、クリーム色、グリーン
[使いすぎに注意NGカラー]:グレー、ブラック、ゴールド、ブルー
続いては、トイレのおすすめカラーをご紹介します。