『ミレニアル世代のお金の専門家』でファイナンシャルプランナーの横川楓先生に、お仕事女子の身近なお金のことを教えてもらう「大人女子のマイルド貯蓄」。第1回目は、年収350万円の正しいお金の使い方について聞きました。
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お金がないわけではないけど、毎月ギリギリ…
年収というのは、ボーナスの有無などでも大きく変わるもの。ですが、ボーナスが全くないとして年収が350万円だとしたら、毎月の手取りは約23万円くらいでしょうか。決して多くはない金額ですね。特に、女性の年収は生涯を通して300万円程度が平均と言われているのです。そんな中で、理想的にお金を使っていくにはどうしたらいいでしょうか?
ついで買いはこれを機に卒業
まず一番NGなのが、ついで買いです。コンビニのお菓子や新発売のドリンク、ドラッグストアで特集されている新商品のプチプラコスメ。数千円はしないにせよ、ついつい買ってしまうことって誰しもがありますよね。でもそういったちょっとしたついで買いも、ちりも積もれば毎月の収入を圧迫する大きな原因に。ついで買いはこれを機にぜひ卒業してください。
どうしてもお金をかけたいもの、そうじゃないものをはっきりさせる
読者のみなさんは、きっとダイエットや美容など、どうしてもここだけはお金を惜しみたくない!という何かがあるはず。そこは絶対お金を惜しむべきではありません。ガマンをしてしまうと、そのストレスで暴飲暴食や、とりあえずお金を使っちゃえなんてお金でストレスを発散してしまうなんてタイプになってしまうことも。しっかりと支出を見直して、安い服やコスメでいいものは安くするなど、抑えるところは抑えていきましょう。
ボーナスがある場合は、なるべく全部貯金へ
年収350万円だと、普段の生活ではなかなか貯金へお金を回すというのが難しいかもしれません。そんなときにぜひ心がけてほしいのが、ボーナスがあるなら全部貯金へ回すこと。どかんと入ってくるボーナス。ついハイブランドのバッグなど欲しくなってしまいますが、いったん貯金へ回して、貯金がある程度まで貯まったら好きに使うという使い道をしてなるべく残しておくようにしましょう。
決して使い過ぎはよくないですが、欲しいものややりたいことをガマンする生活はただただツライだけの生活になってしまいます。一番大事なのはメリハリです。抑えるべきところは抑えて、ちょっとでも好きなことに使えるお金を増やせるように、お金の使い方をしっかりと見直していきましょう!
イラスト/うつみ ちはる