2019年がスタートして、早2か月が経ちましたが、いかがですか? 今年決めた目標や夢に向かって行動できていますか? 自分のやりたいことが見つからない、本当にやりたいことなのかわからなくなってしまった…という人も多いはず。そこで今回は、「自分の本当に望む目標や夢を知る方法」について予防医学美容家の木下由子先生に教えていただきます。
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自分の本当に望む目標や夢を知り、実現する方法
以前のコラム『「やりたいこと」を書き出す「バケットリスト」で本当に願いが叶った!ハワイリトリート旅レポート』で、自分の目標や夢を書き出し、自分が本当に欲する人生を送ることについてお伝えしてきました。
今回のコラムでは、自分の本当に望む目標や夢を知る方法について書いていきますので、自己実現のお役に立てましたら幸いです。
先日、ある女性から目標や夢があるのに本当にやりたいことか迷ってしまい、行動に移せないでいる…という相談を受けました。この女性のように、目標や夢をリスト化したあと、心がゆらいでしまう人は少なくないと思います。
まず、人間の欲求についてご紹介します。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが発表した「マズローの欲求5階層説」。人間は、自己実現に向かって絶えず成長するという仮説をもとに唱えられた理論です。
【マズローの欲求5段階層説】
「自己実現欲求」・・・やりたいことをやれている状態
「承認(尊厳)欲求」・・・・・自分を認めたい、他人から認められたい
「社会的欲求」・・・・他者とかかわりたい
「安全欲求」・・・・・身の安全を守りたい
「生理的欲求」・・・・生きるために食べたい、寝たい
一番下の階層から「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」となります。
人によって違いますが、低い段階の欲求から欲求がでてきて、ある程度満たされると次の段階の欲求が出てきます。
つまり、一番上の階層のやりたいことを実現している状態の「自己実現要求」へ向かうためには、「承認要求」をある程度超える必要があります。
自分自信を認めたい、他人からの評価や他人から認められたいという承認欲求は、誰しもが持っていて、人間の成長にとって欠かせない必要な感情です。他人から評価され尊重される欲求が満たされると自分に自信がつき、モチベーションアップにもなります。
しかし、他人から認められたい承認欲求が強すぎると、逆に、他人から認めらないこともあります。また、他人を打ち負かしてやろうという感情からマウンティング(自分の優位性を相手にアピールする行為)を取ってしまう人も少なくありません。マウンティングは、自覚症状がなく行ってしまうこともあり、人間関係が悪化することにもなりかねませんので、注意しましょう。
本当に望むことを知るには!
自分の目標や夢を決めたとき、次のことを自問自答してみてください。
「他人から認められなかったら?」
「感謝されなかったら?」
「他人からの賞賛や感謝が得られなかったとしても、やりたいことですか?」
皆さんの答えは、いかがでしょうか?
「承認欲求」について、アドラー心理学では、次のように述べています。
「他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれない。」
他人のよろこぶことでなくていい、
自分のやりたいこと、自分の好きなことをやりましょう!
結果として、他人から認められるはず!