世界中で大きな問題になっている海洋プラスチック問題。今に始まった問題ではありませんが、最近のニュースで大量のプラスチックが海に打ち上げられている映像を見て、衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。そんな状況をよくするために私たちが手軽に取り組めることとして、なかでも注目されているのは、「使い捨てプラスチックの使用量を減らす」ということのように感じます。さて、使い捨てプラスチックの代表選手といえば、ストロー。大手のカフェチェーンがプラスチックストローを紙製のストローに変えたこともあり、大手スーパーでもちらほらペーパーストローを見かけるようになりました。ペーパーストロー、使う? 使わない?
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恥ずかしいことに、海洋プラの問題を聞いても「ごみをポイ捨てしなければいいんでしょ」くらいに考えていた私。けれども、自分が捨てたはずのゴミがどこかの段階で(たとえば焼却場などへ運搬する途中で、風雨によって)飛ばされるかもしれないし、大勢の人が、安価で便利なのをいいことにプラスチック製品を使いすぎてしまえば、それはだれかの気軽なポイ捨てにつながるかもしれない。街中でゴミを見かけない日はなく、それを拾わない私も、やっぱりポイ捨て容認者なのでは?
家には大量のプラスチックストローがあります。きっかけは子どもが小さいときに必要だったから。子どもってストローが好きですよね。幼児だけでなく、小学生の娘もいまだに1日1度はストローを使います(特別感があるようです)。1度で捨てるのはもったいないので、何度か使い、それから子どもの工作の材料になり、切り刻まれて、捨てられます。買うときは安くてたくさん入っているほうがいい!と100円ショップで200本パックを購入したのですが、あとから考えると、そこまで必要なものでもなかったなー。
最近スーパーでも目につくようになったペーパーストロー、試しに使ってみようと思いました。私が買ったのは16本で298円(税抜き)。20本298円(税抜き)という商品もありました。プラスチックと紙とで飲み比べて味に遜色はないけれど、ペーパーストローをさしたまま、ほいっと冷蔵庫に入れておく、というのは難しそうです。牛乳や野菜ジュースを飲んだあとのペーパーストローは、子どもの工作用でもあまり使い回す気が起きません。
「そんなに安いものでもないし、これなら子どもに事情を説明して、家でストローを使わなくてもいいかな」これが正直な感想でした。
私は自分のこの感想が、とても大切なような気がしています。「紙製のストローが、いつかプラスチックストローくらい安くなればいいのに」ではなく、「地球に負荷をかけ得るものには、それなりの対価を」。自分がその対価を払って商品を手に入れれば大切に扱うでしょうし、その商品を手に入れずに暮らすなら、身の回りから少しずつ、いい意味での変革が起こってくるような気がします。
(編集まりりん)
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