雄大な自然、緑の丘には羊、そしてゆっくり流れる時間。ストレスを抱える人なんてまるでいないようなのんびりイメージのニュージーランドですが、日本と変わらず、ここに住む人々も皆、何かしらのストレスを抱え生活しています。では、ニュージーランド人は、どうやってそのストレスを発散しているのでしょうか。その答えは、「自分に合う、より快適なライフスタイル作り」を常に模索し、実践していることではないかと思います。「失敗したっていいじゃない、やってみれば。」の精神です。
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ニュージーランドの人たちのストレス解消法って?
では、具体的に何を実践しているのかというと人それぞれ。心がワクワクするもの、楽しく感じるもの。その中でも、老若男女問わずニュージーランド人が実践しているもの。それは「トランピング」です。トランピングとは、山や丘、森をてくてくと歩くこと。もちろん頂上を目指すのですが、自然を楽しむことありきの頂上めざしです。
木漏れ日のさす森や朝露に濡れたシダの葉を美しいと立ち止まってみたり、鳥のさえずりが聞こえれば、耳を澄まして鳥を探してみてもいい。くたびれたら、そこで引き返したって断然オーケー。頂上にたどり着ければ、そこには心をわしづかみにする雄大な景観が広がっています。私はそこで持参したコーヒーを飲みながらしばし達成感に浸ります。足やお尻の辺りが微妙に引き締まっている感じもして、うれしい限りです。
トランピングの難易度は、「散歩」よりも重く、本格的な「登山」よりも軽いイメージ。最短20分コースからもっと長いコースまで盛りだくさんです。場所情報は、環境自然保護局のサイトで調べることが可能です。地域、所要時間、難易度をそれぞれ選択すれば、サイトおすすめのトランピング場所が検索できます。
https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/things-to-do/walking-and-tramping/
「現地の祝日や週末でお店が閉まっている」、「もう観光予算が尽きてしまった」という境地に陥った場合でも、そこにトランピングのアクティビティをいれることで、ニュージーランドの旅行が満喫できます。ニュージーランドで心と体のデトックス。ぜひトライしてみてください。
お部屋にニュージーランドの森~Ecofelt Grow bags~
癒されるお土産としておすすめするのが、ニュージーランドのデザイナーJo Lupingさんがデザインするエコフェルト グロウバッグ。ニュージーランド原産の植物をモチーフにしたもの。いらなくなったプラスチックボトルが、ハーブや植物も育てられるスタイリッシュなバックに生まれ変わりました。竹の繊維から作られたカラフルなソーサーもついています。色違いもあり使い方はさまざま。ひとつ$20NZドル前後(約1400円)で主要なお土産屋さんに置いてあります。
写真・文/小森香代子、ホリ・コミュニケーション