2020年を新たな気持ちで迎え、そしてあなたらしくいるために、今年中にあなたの“素晴らしさを取り戻す方法”を全10回に渡ってお伝えしていきます。
Vol.6の今回は、「環境をあなたの味方にする方法」についてです。
Contents 目次
いよいよ、12月になりました。このコラムもVol.6となり、後半です♡
自分の好きなことや望むものが、だんだんとわかり始めた人もいるかもしれません。また、自分が置かれている環境に「このままいていいのだろうか」、職場でもプライベートでも自ら動いて「環境を変えるべきかどうか」ということで悩み始めている人もいるのではないでしょうか?
今、やるべきことは目の前に用意されている
これは実際にあった話です。
私が私の友人をリーディングしたとき、彼女はある時期、「人の話に耳を傾けて!」というメッセージを彼女の“ガイド”から言われ続けていたことがありました。
仕事もうまく運ばず、人とぶつかることが増えていた時期です。でも彼女は、舞台の演出家ということもあって、ある意味、その状態も楽しんでいて、あまり気にも留めていないようでした。
ところが、何度も何度も言われ続け、ついに彼女は「これだけ何度も人の話を聞けと言われ続けるのだったら、いっそのこと聞かないで生きてみようかと思って」と(笑)。
人それぞれ、自由意志があるわけですから、本人がそう決めたのなら、それはそれで私も「この先どうなるんだろうね、でも話は聞いたほうがいいかもよ」と話していました。
すると、ある日彼女から電話が!
「仕事が決まらないんだよね。さすがにしんどくなってきた。芝居はやりたいんだけど、今は無理なのかもしれない…」とめずらしくへこんだ様子。仕事がなかなか決まらない。しかし、食べていかなくてはならない…。かなり葛藤が続いていたようでした。
そこで、まわりの知り合いに、舞台にかかわらず「仕事がないか」と当たったようで、数日後、彼女から私のもとに連絡がきました。
「仕事、決まったよ! 舞台じゃないんだけどね…。笑うよ…」と言いながら、電話の向こうで笑いをこらえている様子。「え? 何、何?」と、私。
なんと! 決まった仕事が、とある企業のクレーム対応の部署だったのです!
「これはイヤでも、人の話を聞かなきゃいけないね。仕事だもんね」とふたりで大笑いしました。「ひとまず、人の話を聞くわ(笑)」、そう言って彼女は電話をきったのでした。
今の環境を、ていねいに観察してみましょう
私は、今までやったこともない職場環境に飛び込み、新たにそのことにチャレンジしようとした彼女の勇気に惚れ惚れしつつ、やはり、今、学ぶべきこと(学んだほうがいいこと)はちゃんと目の前に用意されているものなんだな、としみじみ思いました。
新たな環境を模索しているとき、また、それがなかなか訪れないとき、「あなたにとって大切な何か」を学ぶのに適した環境が、じつは今の環境がベストであることがあります。
そして、その学びは、ニガテなことを克服するといった感覚ではなく、それを学んだほうがよりあなたの人生が磨かれるといった感覚です。
今、持っているスキルに、何か足りないなと感じることはありませんか?
今、この場所で得られることはありませんか?
あなたにとってそれが何かわかったとき、あなたの人生はステップアップに向かい始めます。そして、そのときに自分が環境を変えるべきかどうかという不安や、新しい環境への恐れも消えていることに気づくでしょう。仕事でもプライベートでもあなたの人生という時間軸で、ていねいに観察してみると“何が大切か”が見えてきます。
1日は24時間。その時間を何に費やすかは、常にあなた自身が選んでいるのです。