2013年に創業したビッグアイランド コーヒー ロースターズは、ハワイ島の東、ヒロから少し南下したプナに農園を構え、最高のハワイ産スペシャルティコーヒーの生産、焙煎、販売、コンサルテーションを行っています。そこで作られている人気商品のひとつが『エスプレッソ バイツ』シリーズ。l今回はこちらのシリーズとビッグアイランドコーヒーロースターズについてレポートします。
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「ビッグアイランドコーヒーロースターズ」の人気シリーズに新味登場
2013年に創業したビッグアイランド コーヒー ロースターズは、今では、ハワイの大人気ショップ。コーヒーはもちろんのこと、ここで作られている人気商品『エスプレッソ バイツ』シリーズ。100%ハワイ産のスペシャルティコーヒーから作られていて、1箱につき最大でエスプレッソ3杯分のカフェインが含まれています。少し甘みがあり、クリーミーで スムーズな口当たりで、ほかにはない味わいとアイディアが人気を集めている商品です。
まるでコーヒーが箱に収まったようなこの商品は、チョコレートバーのように見えますがカカオは一切含まれておらず、主な原料としてハワイ産のスペシャルティコーヒーや、抗酸化成分、自然原料が使用されています。糖分が少なくグルテンフリーなうえ、ハワイ島のコーヒー豆を使用した「クラシック」とマウイ島のコーヒー豆を使用した「シーソルト」味は動物性食品不使用のため、ヴィーガンの人にもいいのです。
新しい味「ラテ」はマウイ島のコーヒー豆とオーガニックミルクを使用。そのまま食べることもできますが、お湯やホットミルクに溶かせばコーヒーとして飲むことができ、インスタントコーヒーか代わりにも最適で、砕いてマフィンやアイスクリームなどデザートのトッピングとしても活躍。ハワイのキャンプやハイキングに持っていくにもいいとして人気を集めています。
ハワイのコーヒー界をけん引する「ビッグアイランドコーヒーロースターズ」とは
コナコーヒーが、マウイコーヒーより値段が多少高めな傾向にあるのは、地形により機械を使用できないことからそれらがすべて手摘みであるため。ビッグアイランド コーヒー ロースターズのオーナー2人は、ポートランドからきた人たちで、オンラインのクレッグリストで売りに出されていた農園を買い取り、ハワイ産のスペシャルティコーヒーの生産、焙煎に乗り出しました。
人気のコーヒーは、ハワイ島のカウ地方でとれるカウモーニンググローリー。ピーカン、ブラウンシュガー、バニラ、オレンジなどの甘くはっきりした味わいが人気という。また数年後の2018年にはフォーブス誌の「アメリカのベストコーヒーロースター トップ12」のひとつとして、このビッグアイランド コーヒー ロースターズが選ばれまし。2014年からはHawaii Coffee Association(ハワイコーヒー生産者協会)の役員として、 コーヒー農家の収入安定やハワイが誇りに思えるコーヒー生産の援助に努めているほか、共同創業者のひとり、ケリーはハワイ州コーヒー品評会の審査員も担当し、地元紙Pacific Business Newsから“40 Under 40”(40歳以下 のビジネスパーソン40人)に選ばれ、注目されています。
ビッグアイランド コーヒー ロースターズは、「ハワイ州の成長地域で育つ素晴らしいコーヒーを、それぞれの風味を引き立てる方法で焙煎し、共有する」、「農園からカップ(Farm-to-Cup)まで、ハワイがコーヒーの品質と革新性で業界を牽引するようサポートする」、「コミュニティと農園のサスティナビリティー(持続性)に与えるポジティブな影響を成功指標とする」という創業当時から変わらぬミッションステートメントを掲げ、目標としています。 コーヒーにもエスプレッソ バイツにも、野生のボア(イノシシ)が描かれているのは、コーヒー農園を走り回る野イノシシを見て、ハワイ島やプナの土地・人々の力強さを表していると考え使用を決めたのだという。
現在、彼らのコーヒーや、エスプレッソ バイツは、ディーン&デルーカ、フードランドファームズ、ホールフーズやDFSで売られています。
取材協力:ディーン&デルーカ ロイヤルハワイアンセンター店