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パリジェンヌのあの“華”はどこから? 美容家が分析「心の余裕」「幸せ感」「自分ファースト」美人オーラを纏う生き方
「自分の人生を楽しんでいるパリジェンヌはやっぱりその場にいるだけで華があるんです」と話すのは、国内外の美人を研究してきた美容家の岩倉陽子さん。「日本には見た目がキレイな人はたくさんいますが、フランスの女性からは内側から溢れるような女性としての自信、生き物としての美しさを感じるのです」と。今回は、岩倉さんの著書『「美人」は、生まれつきではなく、テクニック』(SBクリエイティブ)から、美しさを醸し出す内面性についてお伝えしていきます。
Contents 目次
美人とは人生のハンドルを自分で握っている人
「美しさは内面から」とよくいいますが、内面から滲み出てくる幸せ感やゆとりもやはり人を美しく見せてくれるものです。
「パリと日本の友達を比べると日本の女性の方が肌のキメは細かいし、毛穴も目立たない。でもフランスの女性は生き物として美しいというか、生き生きしているということがわかりました」
人生を楽しむことが上手なフランス女性。
「センスを磨いたり、本を読んだりと自分の人生を豊かにすることに積極的です。自分のための時間を楽しんでいる人が多く、自分を上手に満たせていると、余裕が出て幸せ度が高くなる」と岩倉さん。
フランスの女性の自分のために人生を楽しむ余裕が外見の美しさ、生き生きした“華”になっているのですね。
誰かに見せるためではなく、自分を幸せにするために美人になる
“美人研究”から岩倉さんが導き出した、内面から美人になるための大人の女性のルール。内面の美しさは自分を幸せにすることと深くつかながっていました。
「自分をがっかりさせないこと」が大人の女性のルール
「どんなに自己嫌悪に陥ってしまうときでも、最低限心がけたいのは、自分をガッカリさせないこと。
イライラして、どうしようもなくなり、どか食いしたくなったら、スイーツじゃなくて、フルーツや野菜を思いっきり食べるようにする、イライラしたら感情が収まるのを待ってから話をするなど。自分をガッカリさせないマイルールを決めて、自分のために、そのルールを守るようにしましょう」
自分の気持ちを大切に
「急なお誘いに、気がのらなくても行ってしまうなど、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先させてしまうことはありませんか。フランスやアメリカの女性は本当に自分の気持ちに素直。本当はどうしたいのか、自分の気持ちに寄り添って」
パリジェンヌも憧れる、生き方とエレガンス
「パリに長年住んでいるお友達が、『徐々に自分らしさをわかっていくことが年齢を重ねること。そうやって女性はどんどん魅力的になるのよ』と教えてくれました。そのためには世の中の価値観や評判で決めずに、毎回自分で考える癖をつけていくことが重要なのだとか。自分の頭で選び、自分の足でいきたい場所に行くことが大切なのですね」
内面を磨くとは、抽象的でわかりにくいですが、それは生き方や自分との向かい合い方だということがよくわかります。
誰かのためではなく自分のために。自分の価値観で大丈夫。
そうすることで生き方も磨かれていくようです。
文/庄司真紀
参考書籍
『「美人」は、生まれつきではなく、テクニック』(SBクリエイティブ)