最近のニュースはコロナウイルス一色ですね。日々の暮らしや経済にさまざまな影響が出ていてとても気がかりです。感染者数が出てしまった日本政府の対応には全世界が注目しています。夏には東京オリンピックもありますので何とか早く沈静化することを祈るばかりです。今回は旅専門家の小林憲市さんに「海外旅行での安全確保」について教えていただきました。
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海外旅行で安全確保のために確認すべきこと
皆さん、こんにちは! コロナウイルスの影響は、旅行業界への影響もかなりありますが、僕らにできることは正確な情報をお伝えすることにつきます。旅行の一番大切な要素は安全安心ではないかと思います。そのために渡航先のリアルな情報や何かあった際の対応方法に関してしっかり把握していくのは旅行会社の責務であると思います。今回はこのようなタイミングですので、「海外での安全安心」についてお伝えしたいと思います。
旅を生業にしている僕はさまざまな有事を経験してきました。SARS、MARS、鳥や豚インフルなど感染病対応の数々を乗り越えて来ました。そういった記憶の中で思うのは、正確な情報がとても大切だと言うことです。
毎日のニュースで流れる断片的なマスコミの報道に振り回されることなく、「厚生労働省」の専用ページなどで最新情報を入手すること。
海外の情報は「外務省の海外安全」ページなどを日々確認しつつ日々情報をアップデートしていく必要があります。
●訪れる国の入国制限に関して事前にしっかり確認!
海外旅行に出発する際にも航空会社ごとの規定がそれぞれありますのでしっかり確認することと、海外の旅行者の受け入れ状況にも各国で対応が違います。どの国も中国の人たちの入国制限はかなり厳しくなっています。それどころか日本人の入国制限を始める国も出てきました。ミクロネシア連邦など太平洋諸島のいくつかの国では制限が開始されています。世界から日本が問題をもつ感染国として見られ始めているのは悲しいことですが、訪れる国の入国制限に関しても事前にしっかり確認していく必要があります。
●海外旅行での安全、安心で「情報」の次に大切なものは「海外旅行保険」
海外旅行保険のメリットは医療費の保障だけでなく医療施設の斡旋や、場合によっては通訳の手配、高度医療施設への移動なども救済費用として補償されるプランがほとんどです。よくカード付帯保険などを頼りにする人が多いのですが、治療保障費や救済保障などの条件を確認しておいて下さい。海外でケガや病気にかかるととても不安ですよね。そんなとき海外旅行保険は強い味方になってくれます。日本語で現地の専用番号、もしくはコレクトコールで日本の受付窓口がしっかり対応してくれます。
とくに現在のタイミングで海外旅行される人は海外旅行保険の加入を強くおすすめします。とくに先進国での医療対応は高額ですので、キャッシュレス対応ができるのも海外旅行保険の魅力ですね。
●海外旅行に出発する前に、事前に訪れる国の日本大使館情報を確認!
海外旅行先で体調が悪くなった場合は保険会社を通じて病院の検索がベターですが、各国にある日本大使館も力になってくれます。海外旅行に出発する前に事前に訪れる国の日本大使館情報を調べていくのがおすすめです。また海外での身分証明は基本的にパスポートとなります。多くの国ではパスポートの携行は義務ではありませんができる限り携行することが望ましいです。もちろん盗難などにあってはなりませんが一部の国では義務とされています。ちなみに日本は外国人にパスポートの携行を義務化しています。大使館やパスポートの携行は何かあった場合の対応にもつながりますので覚えておきましょう。
最後に…
これは僕の本音ですが、必要以上にコロナ騒動を怖がらないことです。マスク、手洗いなどが大切なのはもちろんですが、あまりに恐怖を感じて日々をつまらなくしてしまうのはどうかなと思います。イベント系の行事の多くが中止されています。国内外の観光地も通常時とは比較にならないほどひっそりとしています。そんな中でも二度と戻らない日々は過ぎてゆきます。リアルな情報をしっかりとらえながら安全を意識した中で少しでも前向きにやっていきたいと僕は思っています。
とにかく一日も早くコロナ騒動が鎮静化されて、一大イベントである東京オリンピックを含めて世界の人たちが日本を楽しめる日が来ることを願っています。
今回はコロナウイルスと海外での安全についてお伝えしました。
次回は海外をお得に旅するいろんな裏技についてふれたいと思います。
ではまた!
*写真はイメージで入れています