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「肌も頭もやわらかいと老けない−」 人気美容ジャーナリスト・松本千登世さんの「美人のつくり方」
“奇跡の50代”と女性誌で活躍する美容ジャーナリスト・松本千登世さんの新著『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』。大人の美容や生き方を見つめ、“大人のほうが素敵”と思わせてくれる一冊です。今回は、エイジングサインが出てきたら、試してみたい美容の基本について教えてもらいましょう。
Contents 目次
やわらかいと年をとらない、肌も体も頭も心も
シワは肌がかたいから目立つ。肌がやわらかいとシワは目立たない-。
「反発力と復元力のあるやわらかい肌とそうでないかたい肌。シワの刻まれ方に雲泥の差が生まれると思うのです。そのためにはまずは化粧水を受け入れられる肌にすること。それがあらゆるエイジングサインを遠ざける“第一歩”です。化粧水が肌に浸透しないと感じたら、クレンジングや洗顔を見直すことから始めてほしいと思います」(松本さん)
内側も外側もやわらかさ=柔軟性は若々しさのカギ。
「肌も体も頭も心もつながっている。だから肌だけではなく、全身にやわらかさの力をつくる努力をしたいと思います。肌がそのスイッチになれば理想的」といいます。
化粧水という「当たり前」をもっと大切に
スキンケアを行っている日本の女性の99%が化粧水を使用しているデータがあるとか。でも、当たり前のステップの化粧水は特におざなりになりがち。
「40歳になったころ、肌のくすみをなんとかしたいと、マッサージをしたりパックをしたり。
けれど化粧水のステップに心を込めると、瞬時に顔がパッと明るくなるよう。ワントーンもツートーンも。化粧水の重要性をあらためて実感しました。年齢を重ねるほどに化粧水の“瞬発力”が頼りになり、瞬発力を積み重ねることで“持久力”も身について、明るい顔色が定着すると気づかされたのです」
とろみのある化粧水は手にとって温めるようにして、じっくりとハンドプレス。さらりと水のような化粧水はコットンにたっぷりとって、やさしくプッシングするように全体に広げ浸透させます。
メイクで“老ける”なら…肌と眉を新調する
メイクをしないと老ける、メイクをするともっと老ける…。
メイクは時代とともに変わるもの。新しい風をまとうには、まずは新しい製品にトライ。
「肌も眉も時代が如実に出るところ。メイクをすると、ノーメイクよりも老けるという悩みがあったら、肌と眉は新しい化粧品を買いましょう」
最新のファンデーションは、素肌のように見せる「透明感」と、カモフラージュする「カバー力」、そして「立体感」、十分にスキンケアしたような「生命感」をいとも簡単に演出。アイブロウアイテムもペンシルかパウダーの二者択一からは大きく進化。色や質感のバリエーションが増え、眉を整える道具も増えています。
「肌や眉に対する自分の常識やルールを一度リセットして、頭をやわらかくし、新しいものに委ねてみてほしいのです」
大人の女性なら誰でも、スキンケアをしているときやメイクをしているときに感じる違和感。そのときどうすればいいのか、そのヒントになるのではないでしょうか。
文/庄司真紀
参考書籍
『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』(PHP研究所)