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クレンジングは不要!? 医師が答える「本当に肌がキレイになる」方法

スキンケアの常識も時代とともに進化していきます。美肌のためにしていることが、「実はそうすべきではない」ということ結構あるんですよね。
今回は"行列のできる皮膚科"こと、おしげ皮フ科クリニックの村松重典医師にしてはいけないスキンケアについて教えてもらいました。
村松先生の著書『やってはいけない肌のケア』(KADOKAWA)からご紹介していきます。美肌の知識を更新していきましょう!


メイクは毎晩完全に落としてから寝ないとダメですか?

「今どきのメイク用品は信頼できるものも多く、ポピュラーな商品であれば、油性ペンやボールペンよりもっと肌へのダメージがないようにつくられています。実はせっせと毎晩クレンジングをして落とす必要などないのです。
もっと言えば、洗顔料を使う必要もありません。皮脂によって酸化した化粧は、お湯ですすげば落ちます。落ちないものは酸化していないということなので、肌に残っていても問題はありません。

クレンジングや洗顔フォームで洗う行為は、メイクとともにオリジナルのうるおい成分である天然保湿因子や皮脂、セラミドなども洗い流してしまいます。それだけでなく、肌の表面の角質を壊してしまい、肌の乾燥を助長しているのです。肌を守る成分は、思っているよりも簡単に流れ去ってしまいます。これは雑巾(ぞうきん)がけなどの水仕事をすると、てきめんに肌がガサガサしてしまうことからもわかるでしょう」

美肌力を最大限に引き出す毎日のケアは何をするべきですか?

「クレンジングや洗顔料は皮脂やセラミド、天然保湿因子まで奪い、角質を傷つけます。それを補修する要領で、一般的なスキンケア、化粧水や乳液、クリームをつけます。しかし肌独自の保湿成分が足りていないのに、外側から補充してしまうと、肌は自分で成分をつくり出すことをやめてしまいます。
基礎化粧品は使わず、オリジナルを大切にすることが一番のケアです。朝晩行っていたお手入れをいきなりやめるのは抵抗があるかもしれません。慣れるまではアイテム数を徐々に減らしたり、量を段階的に少なくしていくのもひとつの手段です」

日焼け止めは刺激が強いので使用を控え、帽子などで日光を避けるべきでしょうか?

「肌が弱いからと帽子や日傘で済まそうという人も多いようですが、道路からの照り返しなどで少なからず浴びることになります。肌に合った日焼け止めを見つけて、必ず使うようにしてください。
日焼け止めの選び方ですが、シワやたるみの原因になるA波(UVA)、シミやソバカスの原因になるB波(UVB) の両方を、しっかりとカバーすることが大切です。よく肌が弱い方が肌に優しいだろうと10程度のものを使う人がいます。これは日焼け止めとは言えない数値。最低でも30ぐらいのものを使わないと、効果は期待できません。
成分は、なるべくメトキシケイヒ酸などの紫外線吸収剤を使用していないものを選んでください。塗ったことでシミの原因になる場合もあり、肝斑への影響も懸念されるからです。
夏に使う場合は、レジャーや汗対策でウォータープルーフタイプを選ぶ人も多いでしょう。しっかりカバーできる利点もありますが、落とすときに肌を傷つける可能性があるので避けるのが無難です。
肌に影響が少なく、いちばんおすすめなのが界面活性剤が含まれていないパウ ダータイプのもので、その次がプレストパウダーです。パウダータイプの日焼け止めは、最近増えているのでぜひ試してみてください。
水着になるなど、体の広い範囲に塗らなければならない場合は、クリームタイプのものを使うのも良いでしょう。テクスチャーが硬くて、顔が白くなりがちなため敬遠されるものが、実は油分が多めで界面活性剤が少なくておすすめです」

季節の変わり目は特に肌トラブルが増えるとき。クレンジングや洗顔を見直すことは肌にとって必ずプラスとなるはずです。
実際にクレンジングを止め、お湯だけ洗顔にトライしてみましたが、朝のメイクはきちんと取れているようでした。朝起きた時の肌の調子もなかなか良好で、肌に揺らぎがある方など、試す価値ありですよ!

参考書籍
村松 重典著『やってはいけない肌のケア “行列ができる皮膚科”の目からウロコの新常識』(KADOKAWA)

文/庄司真紀

村松 重典

1972年生まれ、愛知県出身。弘前大学卒業後、順天堂大学医学部付属皮膚科入局。皮膚科専門医となり、2007年、おしげ皮フ科クリニックを開業。「ほとんどの皮膚病は生活習慣病である」という考えのもとに丁寧な治療と厳しい指導を続ける。同クリニックは地域随一の皮膚科として信頼され、「行列ができる皮膚科」といわれるほどの人気を誇る。

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