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紫外線を防ぐためには、あまり効果的とはいえない栄養素とは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
春は紫外線が気になる季節。お肌への早めの対策を心がけたいですね! さて、健康に効果的といわれる栄養素、ビタミンC、ビタミンA、EPA・DHA、ポリフェノール。この中で紫外線対策には向いていないものは? できてしまったしみやそばかすを薄くするのに効果的な栄養素は? 今回のテーマは「紫外線対策に役立つ食べもの」。栄養のことを正しく知って、体の内側からも、紫外線対策しちゃいましょう!
Contents 目次
【問題1】紫外線を防ぐためには、あまり効果的とはいえない栄養素は、次のうちどれ?
□ビタミンC
□ビタミンA
□EPA・DHA
□ポリフェノール
答えは……
「EPA・DHA」 です
EPAやDHAは、脂肪酸の仲間で、魚の油に多く含まれています。中性脂肪を下げる効果や高血圧予防など、体にとってよい効果が多いのですが、シミ・そばかすの予防や紫外線に負けない肌作りのためには、脂肪分を多くとりすぎると、逆効果になります。よい油分といえども食べ過ぎには、注意が必要です。
紫外線対策に効果的な栄養素を、まんべんなく含んでいる食材は、次のうちどれ?
□いちご
□ブロッコリー
□にんじん
□キャベツ
答えは「ブロッコリー」です
紫外線防止には、ビタミンCやE・カロテンが大事な栄養素となります。上記の食材は、どれも、肌にとってよい食材ばかりなのですが、これら3つの栄養素を平均的に含んでいるという点から考えると、ブロッコリーは優秀食材です。いちごやキャベツにはビタミンCを多く含んでいますし、にんじんはカロテンが豊富ですので、いろいろな野菜や果物を組み合わせて食べることで、より一層、紫外線対策に効果的な栄養をとることができます。
肌の新陳代謝を活発にするために深い関係のある「亜鉛」。亜鉛をいちばん多く含む食材は、次のうちどれ?(100g中)
□納豆
□牛もも肉
□卵
□カニ缶
答えは「カニ缶」です
肌をよい状態に保つためには、新陳代謝を活発にすることも大切。そのために効果的といわれるのがミネラルのひとつである「亜鉛」です。亜鉛は、魚介類や肉類などに多く、貝類のカキには特に豊富に含まれていますが、上記の中では、カニの缶詰め=特にタラバガニがいちばん多く含む食材となります。具体的には100gあたり、納豆は1.9mg、牛もも肉は4.5mg、卵は1.3mg、カニ缶は4.7g(ズワイガニの缶詰めは6.3mg)ほどの亜鉛が含まれています。魚介類は調理の下処理など手間のかかることも多いですが、ときには手軽に缶詰めなどを利用して、ミネラルを補給するのもおすすめです。
しみやそばかすができてしまったとき、少しでも色を薄くするために、積極的にとるとよい栄養素は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□食物繊維
□カルシウム
□ビタミンB2
答えは「ビタミンB2」です
肌改善には、ビタミン郡は、とても大切です。ビタミンB2は、細胞の再生や成長を促す働きがありますので、肌の新陳代謝を高め、メラニン色素を排泄する効果があります。また、紫外線によって増加する活性酸素の対策としては、抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eの摂取が効果的です。
上の問題の答えの栄養素を多く含んでいる食材は、次のうちどれ?(100g中)
□たらこ
□さば
□大豆水煮缶
□牛乳
答えは「たらこ」です
上記の食材では、それぞれ100g中に含まれるビタミンB2の含有量は「たらこ」は0.43mg、「さば」は0.31mg、「大豆水煮缶」は0.02mg、「牛乳」は0.15mg。このように比べると「たらこ」がいちばん多いことになりますが、たらこは一腹で約50~60gほどですので、1回で食べる量として考えれば、「さば」のほうが多くとれることになります。ビタミンB2はレバーや魚介類や乳製品に多く、豆製品の中では納豆にも多く含まれています。魚料理は調理するのがたいへん、という人は、たらこや納豆などを日々の朝食にとり入れたりすると、これからの時期の紫外線対策のひとつになるかと思います。