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突然のカサつき、かゆみ、ニキビ…。どうして、春の肌はゆらぐの?

カサついたり、赤みが出たり、かゆくなったり……。春先になると、肌の調子に“ゆらぎ”を感じるという人は多いのではないでしょうか。さらに今年はマスクの影響からか、口のまわりの肌トラブルに悩まされている人も。
「普段どおりのケアをしているのに、どうして?」「どんなケアをすればいい?」そんなお悩みにお答えすべく、ウォブクリニック中目黒総院長・高瀬聡子先生にお話しをうかがいました。ゆらぎ肌の原因と対策を、全4回でお届けします。

監修
高瀬 聡子

肌がゆらぐのは、体を守るため

春先に気温が上昇すると、カサつきを感じたり、なんとなく肌に不快感を覚えたりする人は多いでしょう。医学的な用語ではありませんが、このように外気の影響を受けて変化する不安定な肌の状態を、一般的に「ゆらぎ肌」と呼んでいます。

じつは、このような肌のゆらぎは、体を守るために生じているものなのです。
春先は急に暖かくなったかと思えば、また冷え込む。気候が目まぐるしく変わりますよね。体はこの激しい変動に、すぐ順応できません。そのため、影響をダイレクトで受けるとバランスがとれず、体調を崩してしまいます。
そこで、盾となり体を守っているのが肌なのです。

柳の木は強い風が吹くと、その風に順応するように大きく揺れます。ゆれなければポキッと折れてしまいますよね。体もこの仕組みと似ていて、外気と体の境界線である肌がゆらぐことで外気に順応し、ダメージが体に及ぶのを防いでいるというわけです。
「ゆらぎ肌」というとネガティブなイメージが先行しますが、見方を変えれば、健康を維持するうえで欠かせない大事な役割とも言えるのです。

紫外線、花粉、PM2.5…。過酷な条件がそろう春の肌はゆらぎやすい

肌のゆらぎは春特有の現象と思われがちですが、じつはそうではありません。
肌は外気の微妙な変化にも常に対応して体を守っているため、日々ゆらぎ続けています。とはいえ、比較的気候が安定している時期であれば、肌のゆらぎも小さいので気になることも少ないのです。

それに対して春は、気温の変化が激しいうえに紫外線も増加。さらに、PM2.5、花粉や黄砂などのアレルゲンも飛散しやすくなります。また、引っ越しや異動などの環境変化や、新生活の緊張感など、内的なストレスも重なればそれも肌の負担に。春は、肌や体にとって過酷な条件がそろってしまうことで、1年の中でも特にゆらぎが大きくなってしまうのです。

ゆらぎを肌トラブルにしないために、早めのケアを!

前述のように、ゆらぎ自体は体を守る働きのひとつですから、不要なことではありません。問題は、このゆらぎが長引くことです。すぐにおさまる小さなゆらぎであれば肌への負担も小さいですが、大きなゆらぎが長く続けば、当然、負担も大きくなります。すると、肌にもともと備わり、水分を保持したり外的刺激から守ったりする、“バリア機能”の働きが弱まってしまいます。すると、肌の油分と水分のバランスが崩れ、その結果、カサつき、赤み、炎症、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしかねません。
ゆらぎを肌トラブルにしないためには、このバリア機能を低下させない、あるいは、高めるケアをとり入れることが重要になってきます。

また、カサつきや、赤みなどが生じてからゆらぎを自覚する人も多いですが、「メイクのノリが悪い」「なんだかいつもと違う…」などのように少しでも違和感を覚えたら、すでに大きくゆらいでいるということ。ゆらぎは肌トラブルになるサインと捉えて、早めにケアを見直しましょう。

大事なのは、バリア機能の維持

バリア機能を低下させないために、まず気をつけたいのが「洗顔」です。
まだ肌寒さが残るこの時期、お湯で顔を洗ってしまう人も多いのではないでしょうか。お湯での洗顔は肌に必要な皮脂まで流してしまい、乾燥を助長してしまいかねませんから、お湯ではなく、水やぬるま湯で洗いましょう。また、洗顔料はしっかり手もとで泡立ててから顔にのせ、泡でやさしく洗ってください。顔の上で泡立てるかのようにゴシゴシこすってしまうと、肌を刺激してしまい、バリア機能に悪影響も。さらに、シャワーをそのまま肌に当てて洗い流すこともNGです。ためた水ですすぎ、拭き取る際もこすらずに、タオルを顔にやさしく押し当てるようにしましょう。

バリア機能を守るためには、クレンジングや洗顔料もマイルドなものを選んだほうがいいように思うかもしれませんが、一概にはそうとも言えません。
当然、刺激はよくありませんが、汚れが残ることも肌の負担になってしまいます。マイルドなものでも、きちんとメイクや汚れが落ちればよいですが、ある程度きちんとしたメイクをした場合、落としきれないこともあるので注意が必要です。また、洗浄力が弱いがゆえにゴシゴシこすってしまえば、かえって刺激を与えてしまいかねません。
前述のように洗い方に十分気をつけることと、刺激を抑えつつも汚れを残さないクレンジングや洗顔料を選ぶことが大切です。

<ゆらぎ肌を救うおすすめコスメ>
濃密な泡で、大気汚染物質までやさしくオフ

クリームのように濃密な泡が、古い汚れや角質、付着した大気汚染物質も包み込むようにやさしくオフ。洗顔するたびに肌表面に見えない保護膜もつくり、バリア機能を高めます。美容成分も贅沢に配合しているので、洗顔後の肌は洗う前より、ふっくらやわらか。
ラグジュアリーホワイト ウォッシングフォームN 130g 4400円(税込)/アンプルール
問い合せ先:アンプルール 0120-987-076

セラミドを守って、バリア機能をサポート

洗顔で流れ出てしまいがちな、バリア機能を高める主成分「セラミド」を守りながら、汗や汚れはすっきり洗い流します。大切なうるおいは奪わないので、洗い上がりの肌はしっとり。プッシュボトルから直接きめ細やかな泡が出てくるので、泡立てる手間もありません。
キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料 <医薬部外品> 150ml 1320円(税込※編集部調べ)/花王
問い合せ先:花王 0120-165-698

ゴワついた肌をときほぐし、しっとりとしたふれたくなる肌へ

極上のテクスチャーが、乾燥でゴワついた肌にもやわらかに伸び広がり、メイクをスルスル落とせるミルクタイプのクレンジング。自然由来の保湿成分配合で、肌を労りながらメイクオフでき、洗い上がりはしっとりもちもち。上質なローズとラベンダーの香りで、気持ちもリラックス。
リプレニッシングモイスト クレンジングローション 200ml 4180円(税込)/ジュリーク
問い合わせ先:ジュリークお客さま窓口 0120-400-814

内外の刺激から守り、すこやかな透明肌へ

ブランド独自の処方「デュアルメラノエフェクト」が、活性酸素の発生からメラニンの生成まで徹底ブロック。乾燥や内外の刺激が引き起こす「微小炎症」を封印し、透明感のある肌へと導きます。なめらかなジェルテクスチャーで、使うたびに幸せな気分に。
ラグジュアリーホワイト アクティブクリアD 30ml 8800円(税込)/アンプルール
問い合せ先:アンプルール 0120-987-076

世界初の成分を配合し、あらゆる肌悩みにアプローチ

ロート製薬の長年の研究に基づく最先端サイエンスから生まれた、エイジングケアブランドの美容液。衰えた細胞の活性に効果が期待できる、幹細胞培養上清液を独自技術で低分化した「ステムCM」を世界で初めて化粧品に配合。高い浸透力で細胞に働きかけ、肌のバリア機能も高めます。使うごとに、うるおい、ハリあふれる肌へ。
ステムサイエンス RXショット 8ml×4本 41800円(税込)/エピステーム
問い合わせ先:エピステーム 0120-157-610

うるおい力を高める、ヒアルロン酸の原液美容液

美容成分の原液を肌悩みなどに合わせて、組み合わせて使うことができるスキンケアブランド。「M01 ヒアルロン酸」は、高分子のヒアルロン酸を配合。化粧水で整えたあと、顔全体になじませるように塗布。気になる部分は重ねづけがおすすめです。
M01 ヒアルロン酸 30ml 4180円(税込)/マテリアプリマ
問い合わせ先:チェントトレンタ 0120-074047

取材・文/柿沼曜子

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高瀬 聡子

高瀬 聡子

皮膚科医。ウォブクリニック中目黒総院長。東京慈恵会医科大卒業後、同大学病院に勤務。2003年にスキンケアブランド「アンプルール」の研究開発に携わり、2007年にウォブクリニックを開業。ていねいでわかりやすいアドバイスに定評があり、雑誌やテレビなど、多数メディアでも活躍中。

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