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肌のバリア機能が壊れていると心配する女性

美肌のためなら、「これは効く!」といわれるアイテムやケア法をつい試してみたくなるけれど、じつは、それが逆効果になっていることも。『女医が教える、やってはいけない美容法33』の著書を持つ皮膚科医で銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生に、間違いクレンジング&洗顔についてうかがいました。


クレンジングにマッサージは不要

洗顔しながらマッサージする女性

クレンジングをどうやっていますか? 顔のリフトアップを期待したり、毛穴の汚れまでとるために、マッサージをしながら? 残念ながら、それはNGケアです。「クレンジングは、メイクを落とすもの。それ以外の効果を求めないほうがいい」と慶田先生はアドバイスします。

■NGケア その1:クレンジングマッサージで乾燥肌に
クレンジング剤でメイクが落ちるのは、油分と界面活性剤の働きによるもの。特に、界面活性剤は、落ちにくい油性の汚れに吸着し、水で洗い流しやすくするという作用があります。
「しかし、一方で、肌の潤いのもとである角層の保湿因子も溶かし出してしまうというデメリットもあるのです。クレンジング剤で延々とマッサージをしながらメイクを落とせば、その間、保湿因子がどんどん溶け出すことに。角層は水分を保持できず、肌は乾燥して、キメも透明感も失われてしまいます」(慶田先生)

では、正しいクレンジング方法とは?
「クレンジングで保湿因子が流れ出してしまうのは、ある程度は仕方のないこと。失う保湿因子を最小限に止めるためには、クレンジングを短時間で終わらせることが大事です」(慶田先生)

〇クレンジングは、肌にクレンジング剤をのせてから1分以内で!
10~15秒でクレンジング剤を顔全体に広げる

その後、40秒ほどでクレンジング剤をメイクになじませ、洗い流す

肌をゴシゴシこすることも、保湿因子を流出させる原因に。クレンジング剤は、肌表面をやさしくなでるようになじませましょう。

NG洗顔で乾燥肌の原因に!?

洗顔する女性

洗顔も、クレンジングと同様、やり方を間違えると、肌の乾燥を招いてしまいます。こんなNGケアをやっていませんか?

■NGケア その2: スクラブ洗顔で肌バリアが崩壊
スクラブ洗顔料は、微細なスクラブで肌表面の古い角質を磨き落します。肌にゴワつきを感じたときに使うと、洗い上がりの肌はつるんとした感触になり、気持ちがいいものですが、やり過ぎは禁物です。
「スクラブ洗顔は、スクラブによる摩擦で、肌表面に細かな傷ができてしまいます。それによって角層の保湿因子が流れ出し、バリア機能が乱れて、肌は乾燥に傾きます。バリア機能はすぐに元に戻るわけではないので、バリア機能が壊れた状態で、スクラブ洗顔をくり返せば、乾燥しやすい肌質に。また、肌は外からの物理的な刺激を受けると、防御反応で、角層が厚くなるため、かえってゴワゴワ肌になるというリスクもあります」(慶田先生)

■NGケア その3:朝のぬるま湯洗顔で乾燥肌が加速
洗顔料を使わない“ぬるま湯”洗顔なら、潤いがキープできるのでしょうか。「朝はぬるま湯で洗うだけでOK」という説もありますが。じつは、そこにも落とし穴が……。

「毛穴がとても小さく、朝起きてTゾーンに触れても皮脂がつかない、日中も顔がテカらないという肌質(超乾燥肌)の方なら、朝はぬるま湯洗顔でもOKです。

しかし、毛穴がつまりやすい、Tゾーンは肌がテカりやすいという肌質(脂性肌・普通肌・混合肌)の方は、朝も洗顔料を使うことをおすすめします。というのも、皮脂は水やぬるま湯では落とせないからです。皮脂は、空気中の酸素に触れると酸化して、24時間後には過酸化脂質になります。それが肌への刺激となり、炎症を起こしたり、バリア機能を乱し、かえって乾燥を招くことがあります」(慶田先生)

では、正しい洗顔とは?
「洗顔料は、弱酸性、アミノ酸系、保湿成分配合など洗浄力がマイルドな“敏感肌用”ものを選びましょう。しっかり泡立て、泡でやさしくなでるように洗うのがコツです。洗う時間は20秒が目安。ぬるま湯でよくすすぎ、タオルでそっと水気を押さえます。毛穴のつまりが気になる人は、酵素洗顔料もおすすめです。

オイリー肌で、どうしてもスクラブ洗顔をしたい場合は、週に一度を目安に。たっぷり泡立てて、力を入れずに泡のクッションを顔の上で転がすように洗いましょう」(慶田先生)

取材・文/海老根祐子

もっとくわしく先生の美容法が知りたい人はこちら
『女医が教える、やってはいけない美容法』(小学館)

書影

慶田 朋子

慶田 朋子

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会会員。医学博士。銀座系スキンクリニック院長。
東京女子医科大学医学部卒業。最新医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ「切らないハッピーリバースエイジング🄬」を叶える。豊富な知識とわかりやすい説明でTV、雑誌、WEBなど多方面で活躍中。最新刊『女医が教える、やってはいけない美容法』(小学館)がある。

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