素敵に見せるための似合う洋服選びのポイント

30代になると、若い頃に着ていた洋服が似合わなくなることがあります。
これは、若さ特有の輝きに少し陰りが見えてきて、何を着ても「以前とは少し違う」と感じるからです。また、ダイエットに成功したものの、似合うファッションがわからないという方もいるかもしれませんね。

洋服は「色」「デザイン」「素材感と柄」という、３つの要素で構成されています。
この３つの要素をじょうずにとり入れることが、みなさんを素敵に見せてくれるのです。
洋服を着る人の個性と３つの要素の中のひとつでも合えば似合って見えますし、似合う要素が増えればそれだけステキ度が増します。

では、似合う服とは、どのような服のことでしょうか？
４つのポイントを挙げてみました。

１） みなさんがもともと持っている魅力を引き立ててくれる
２） 人から褒められてセルフイメージが上がる
３） それを着ると理屈抜きにいい気分になり、うつ向かずに歩くことができる

自分に似合う服は、必ずあります！

実践！骨格タイプ×カラー診断を受けてみた！

どんな洋服が自分に似合うかわからないというファッション迷子の方だけでなく、「自分らしいスタイルを確立したい」「好きなものを着ていても素敵だと思えず、自分に自信が持てない」「もっと素敵に変わりたい！」というみなさんにもオススメなのが、骨格タイプ診断での洋服選びです。

骨格タイプには、「ストレート」「ウエーブ」「ミックス」の３タイプがあります。
骨格診断のセルフチェックは次回お送りするとして、実際どのようにして３タイプの診断をしているのでしょうか。
今回はFYTTE編集部・Hとライターマルヤマが、どの骨格タイプなのかを、荒川先生に診断していただきました。

たくさんの布の中から、似合う色や柄、素材感を探していきます。こうしてみると、似合うもの、似合わないものが一目瞭然です！ 「レースって素敵、と思っていたけど、思いのほか似合っていなくてショック…とか、ナチュラルなチェックはもともと得意ではなかったけれど、やっぱり似合ってないな、とか一度に見比べられておもしろかったです」（編集H）

診断の結果、編集Hはストレートタイプのハイファッションであることがわかりました。ハイファッションは、“クールでかっこいい系のキリッとした装い”が似合うタイプなのだそう。

「メリハリがなく華奢な体型のため、いつも洋服をかっこよく着られないと悩んでいました。また、40代になって流行も気になるけれど、大人として自分のファッションスタイルというものを確立していく時期なのかな、と。でも好きなものを選ぶのではなく、似合うものを選ぶとなると一体自分にはどんな洋服が似合うのか、まったくわかりませんでした。今回いろいろ診断していただいて結果、導き出された“クール系ファッション”はこれまであまり考えたことがなかったジャンルだったので、目からウロコでした。これからの洋服選びがガラッと変わりそうです」（編集H）

ライターマルヤマは、ストレートタイプのクラシックでした。このタイプは、“正統派できちんとした装い”が似合うそうです。

「私は肩幅が広くがっしりした体型なので、どんな服装が似合うのかわからず、いわゆるファッション迷子のような状態でした。荒川先生からアドバイスしていただいて、自分に似合う色がサマーで、しっかりした素材できちんとした装いが似合うことがわかったので、これからは迷わずに自信を持って洋服が選べるのがうれしいです」（ライターマルヤマ）

これから似合う洋服を見つけたいと思っているFYTTE読者に、パーソナルスタイリストの荒川美保先生からメッセージをいただきました。
「私が行う骨格タイプ診断では、それぞれの人が持っている魅力や骨格の特徴についてお知らせして、“こういうアイテムを使って、こんなシルエットでコーディネートするといいですよ。著名人で例えると○○さんみたいな感じで”と、例を出します。また、それだけでなく、骨格に合うオススメのブランドも教えています。

これまで洋服に悩んでいた方も骨格タイプ診断を受けて霧が晴れたようになり、診断の帰りに私がオススメしたブランドのお店に寄って試着したり、お洋服を購入するお客様が多いです。
骨格タイプ診断とカラーコンサルティングをとり入れれば、みなさんもきっと人生が好転しますよ！」（荒川先生）

次回は自分でチェックできる骨格＆カラー診断の方法をお伝えします！

＜クレジット＞
撮影／田辺エリ　イラスト／green K 　取材・文／マルヤマミエコ