Contents 目次
A マッサージ
ナイスチョイス!
お風呂ならではのマッサージ法を!
湯船につかると、それだけで水圧によるマッサージ効果があります。お湯の中で頑張って強くもむ必要はありません。自分の手より水圧のほうがまんべんなく圧がかかるので、さする程度でOKです。それよりも、シャワーを湯舟の中に入れて、ほぐしたい部分に当てたり、ひざから下をゆっくり動かして、水流を変えてみるなど、お風呂ならではの方法をプラスするのがよいでしょう。
お風呂に入らず、マッサージをして寝る人がいますが、それがいちばんバッドなチョイス! 自分でマッサージできる場所は自分の関節が動く場所に限られます。その点、お風呂に入れば、自分でマッサージしにくい裏ももなども自然とマッサージできます。
B 筋トレ
いまいちチョイス!
やるなら、体操レベルの軽いものを!
冬、入浴するときは、ぽかぽかのリビングから気温の低い脱衣所・浴室、そして温かい湯船へというように、急激な温度変化があるため、血圧が大きく変化するなど体に負担がかかります。
ですから、お風呂の中で激しい運動はしないこと、これが原則です。筋トレといっても、お風呂のへりにひじをつけて下半身をひねる、足の指をグーパーするなど、体操レベルのものにしましょう。ガッツリした腕立て伏せなど、本格的な筋トレは浴室では行わないことが大切です。
C 呼吸法
ナイスチョイス!
ドローイングでおなかを凹ませる!
湯船につかっている間、呼吸法を行うのはいいアイデアです。おすすめの呼吸法はドローイング。息を吸ってから、10秒で吐いておなかを凹ませます。おなかの周りに水圧がかかっているので、通常よりやりやすいと思います。
これもまた、頭がぽっぽしてきたら危険信号なのでやめること。お風呂の中ではくれぐれもムリをしないようにしましょう。
【お風呂の中での美活のポイント】
湯船につかるだけで、水圧によるマッサージ効果や温熱による血行促進効果など得られます。そこにプラスするなら、マッサージや呼吸法がおすすめです。体への負担を考え、入浴中は激しいことはしない、ということを覚えておきましょう。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ