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    UberEats、Wolt……「飲食店マッチングサービス」が変えるフードデリバリーの最新事情と活用法

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UberEats、Wolt……「飲食店マッチングサービス」が変えるフードデリバリーの最新事情と活用法

生活スタイルが一変した2020年、フードデリバリー業界では検索数が伸び、参入する企業が増えるなどの大きな変化がありました。「UberEats(ウーバーイーツ)」をはじめ、各国のデリバリーサービスも次々に日本へ進出し、自宅や会社にいながらして体験できるグルメの選択肢は、ますます広がっています。そんな新しいフードデリバリーサービスの最新事情と楽しみ方について、業界の動向に詳しい株式会社ライドオンエクスプレスの正木伸繁さん聞きました。


UberEatsが変えたフードデリバリーの世界

かつては“出前”や“仕出し”と表現されてきた「フードデリバリー」のはじまりは、なんと江戸時代にまでさかのぼります。蕎麦やうどんを届けてもらうのが一般的で、当時は食器を返却するスタイル。それが1980年代に入ると、ピザの宅配サービスがアメリカから日本へ。自社で配達員と宅配用の三輪バイクを抱える業態は、デリバリーの可能性を広げた第一歩でしょう。

「現在、フードデリバリーの二大巨塔となっているのは『出前館』と『UberEats』です。出前館は、もともと自前で配達できる飲食店のみを集めた注文プラットフォームでしたが、出前館自体が配達員を雇って配達機能を持つようになったことで、加盟する飲食店の幅を増やしてきました。その後、2016年に進出したUberEatsは、これとはまったく違った形のデリバリーと言えます。

これまでのように配達員を雇用するのではなく、飲食店と配達したい人をアプリでマッチングさせるだけ、といういわゆる“飲食店デリバリーマッチングサービス”は、多くの功績をもたらしています。ひとつには、雇用を生みました。仕事や学業の合間にちょっとだけ働くことができ、働く地域や時間も自由にチョイスできる仕組みは、コロナ禍で仕事が減ってしまった方や、アルバイトを自由な時間にしたい学生の救いにもなっています。

もうひとつは、飲食店の新たな可能性を見出したことです。これまで行ったことがなかった地域の店の料理も、アプリひとつで注文できるので、飲食店にとっては顧客層を広げることができます。また、お店側からすると、配達員を雇用しないという形態を取ることで、人件費の削減にもつながるわけです」(株式会社ライドオンエクスプレス・正木伸繁さん、以下同)

UberEatsだけじゃない、注目の飲食店デリバリーマッチングサービス

それではここで、今、日本にある飲食店デリバリーマッチングサービスを教えていただきましょう。言わずと知れたUberEatsは、認知度がもっとも高いと言えますが、それ以外にもさまざまなサービスが立ち上がっています。

1. Wolt

フィンランドのヘルシンキから上陸したWolt(ウォルト)は、2020年3月に日本進出したサービス。サービス開始の地に広島県を選んだのが大きな特徴です。

「一般的には東京や大阪といった都市でスタートさせることが多いなか、“ヨーロッパの都市に似ていて、Woltの経験が活かせる”という理由で、広島から札幌、東京、福岡と各地に広がっています。UberEatsのようにファストフードが全面に出るというより、隠れた名店にフォーカスしているので、“こんなお店があったんだ”という発見にもつながります。また、ブルーのユニフォームと配達バッグがおしゃれで人気があり、配達員として働いてみたいと思う方が多いようです」

Wolt https://wolt.com/ja/

2. foodpanda

ドイツ発のデリバリーマッチングサービスで、日本では2020年9月に横浜、名古屋、神戸から開始されています。東京ではまだ使えないものの、札幌、福岡、広島、大阪とエリアを拡大しているところです。

「foodpandaの特筆すべきサービスは、ローソンと提携している点です。まだ使える店舗は少ないのですが、お弁当や飲料といったものだけでなく、日用品や雑貨、雑誌なども届けてもらえます。買い物に行きづらいお年寄りや子育て世帯にも需要がありそうですよね。すでにローソンはUberEatsとも提携していますので、これが2社目の提携となります」

foodpanda https://www.foodpanda.co.jp/

3. FOODNEKO
2020年12月に韓国からやってきたばかりのサービス。韓国国内でデリバリーアプリのシェア一位というWoowa Brothersが運営しています。

「FOODNEKOの特徴は、なんといってもそのネコのキャラクターのかわいらしさです。配達員をネコライダーと呼ぶこともウケがよさそうですよね。同じようなサービスが乱立しはじめると、どうしてもお得な方や便利な方に顧客は流れてしまうのですが、それに対抗するのが情緒的視点。“かわいいから使ってみたい”というところで、新しい顧客を開拓していくと思います。一人前から頼めることや配達料が1.5kmまで無料なことなど、手軽に頼んでみたいと思わせるシステムです」

FOODNEKO https://foodneko.com/company

4. DiDi Food

中国の北京に本社があり、2020年4月、まさにコロナ禍で外出自粛期間中に大阪府で実証実験をスタートさせたデリバリーサービスです。

「UberEatsと同様に、もともとはタクシーの配車サービスだったところから、デリバリーサービスを展開しています。東京ではまだ使えませんが、6月から本格的にスタートを切り、2021年1月下旬には福岡に進出することが決まっています。地域との結びつきを大切にしているようで、近畿大学の学生が起業した会社とコラボレーションして近大マグロを宅配したり、美術館とのコラボレーションもしています」

DiDi Food https://www.didi-food.com/ja-JP/

【番外編】国内発信のサービス
海外から日本進出するサービスだけでなく、日本の企業がローンチしたサービスもあります。

「『Chompy』は、2020年8月から正式にはじまったサービスで、東京都渋谷区のみのエリアというところからスタートしました。現在は渋谷駅から半径4.5km圏内まで拡大し、新宿や目黒、三軒茶屋などでも利用できます。地域密着型とあって飲食店の方の顔写真を載せ、お店からのコメントが読めるようになっています。アプリの中でも人と人のつながりを感じられるのがいいですよね。また、デパ地下と提携しているので、ちょっと特別な日にワンランクアップしたものを買ってきてもらう、という使い方もできます。もうひとつは『menu』というサービス。もともとはテイクアウトのみ取り扱っていましたが、2020年4月からデリバリーサービスもはじまっています」

上でご紹介したほかにも、サービスはいろいろ。どれを選び、どう使いこなせばいいかわからないという人も多いはず。具体的に、どのように活用すればいいでしょうか?

 

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